一途な少女とオタ嫌いな彼－１－ (ページ2)

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私には好きな人がいます。

とはいってもその人はアイドルだからこの恋が実ることはないんですけどねｗ

いつかどこかで会えたらとか、顔を認知されたらななんて夢みたいなことを思ったり願ったり。

ーーそれが現実になるなんて思いもしなかった。

貴「春夏！！大変！少クラの番協当たったよ！」

春夏とは、Jrのことでのよき理解者で私の大好きな渡辺翔太くんと同じグループの深澤辰哉くん担当の友達。

春「ほんとに！？柚翔ほんとにありがとう！！
　これでふっかに会える～」

貴「ちょっとｗ
　少しだけでいいから翔太くんも見てあげてよ！！」

春「え？無理。だってオタ嫌いだからファンサしてくれないことで有名だしー。
　それ以前にふっかちゃんのほうがかわいいし、かっこいいからねｗ」

貴「ファンサに関しては(友人)のいう通りだけどさー、かわいさは譲れないｗ」

そう、私の自担の渡辺翔太くんは、オタクのことが嫌いってことで有名で、ファンサもあまりやらず、にこにこしながらするような人ではない。

過去に参戦したライブを思い返してのしてもらったファンサは両手に余裕で足りてしまうほどで、笑顔でもらったことなんて一度もなかった。

ーーーだからこそ君がしたその笑顔と動きにまた私は君に落ちていくんだ。
　真意なんてわからないまま…