１２９話 やめろ NO side ページ8
座れる場所に移動し、腰を掛ける
弔「だいたい何でも気にいらないんだけどさ、今一番腹が立つのはヒーロー殺しさ」
緑谷「仲間じゃないのか…？」
弔「俺は認めちゃいないが世間じゃそうなってる。
問題はそこだ、ほとんどの人間がヒーロー殺しに目が行ってる
雄英襲撃も保須で放った脳無も……全部奴に喰われた。誰も俺を見ないんだよ、何故だ？」
弔「いくら能書き垂れようが、結局奴も気に入らないものを壊していただけだろう？
……俺と何が違うと思う？緑谷」
緑谷「何が…違うかって…？」
呟くように言って、後少し考え
緑谷「僕は…お前の事は理解も、納得も出来ない
ヒーロー殺しは、納得はしないけど…理解は出来たよ。
僕もヒーロー殺しも…始まりは……オールマイトだったから」
緑谷「僕は、あの時救けられた…。
少なくとも、あいつは壊したいが為に壊してたんじゃない」
緑谷「徒に投げ出したりも、しなかった……
やり方は間違ってても、理想に生きようとしてた…んだと思う」
弔「……」
緑谷「っ！？」
ガラッと死柄木弔の雰囲気が変わる。
背筋が凍てつく。息がしづらい
弔「ああ……何かスッキリした、点が線になった気がする
何でヒーロー殺しがムカつくか…何でお前が鬱陶しいか、わかった気がする」
全部、オールマイトだ
弔「そうかあ…そうだよな、結局そこに辿り着くんだ
あぁ何を悶々と考えていたんだろう、俺は…！
こいつらがヘラヘラ笑って過ごしてるのも、あのゴミがヘラヘラ笑ってるからだよなぁ！」
ｷﾞﾁｯ
緑谷「う゛っ……！」
緑谷の首を掴んでいる死柄木弔の手に力が籠った
弔「救えなかった人間などいなかったかのように、ヘラヘラ笑ってるからだよなあ！！
あぁ話せて良かった！良いんだ！ありがとう緑谷！俺は何ら曲がることはない！」ｷﾞﾁﾁ…
緑谷「ぐっ…」
弔「っと、暴れるなよ！死にたいのか？民衆が死んで良いって事か？」
緑谷「ｯｯｯ！！」
ｷﾞﾁﾁ…ﾁﾁﾁ……
弔「皮肉なもんだぜ、ヒーロー殺し…」
緑谷がより一層苦しさに顔を染めたその瞬間、
ｶﾞｼｯ
弔「！」
『やめてくれないか…死柄木、弔』
そこには…今まで見たことの無い程の無表情、故に悍ましい
黒曜石の様に深い黒い瞳が死柄木弔を捉える。殺気の様なものが滲み出ている
そう、クロロ＝ルシルフルが立っていた
１３０話 離せ→←１２８話 ショッピングモールで NO side
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ぽちゃ子(プロフ) - 月華さん» あー！教えて下さりありがとうございます😭すぐ修正しますね！！ (9月21日 13時) (
レス) id: a18afddbb5 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 167話なのですが、既に施設で生徒達を保護しているシャルたち、人数としては4人のはずなのに3人という表記になっています。おそらく誤字なので修正お願いします。 (9月21日 10時) (レス) @page46 id: 7b4254b6e4 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ぽちゃ子さん» ありがとうございます。ボードの返事の方送りました。これから宜しくお願いいたします。 (9月16日 21時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃ子(プロフ) - マニ。さん» マニ。さんコメントありがとうございます！ボードでの会話全然いいですよ〜🙆🏻♀️これからもご愛読よろしくお願いします…！ (9月16日 21時) (レス) id: a18afddbb5 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - こんにちは、凄く面白いです。もしよければですが会話とかしたいのでボードに話しかけてもいいですか？ (9月16日 21時) (レス) id: 7635f584c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽちゃ子 | 作成日時：2023年5月10日 15時
