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第35話 ページ35
｢とは言ったものの魔界の地形が変わりすぎて何がなんだか…｣
困った、うん。
｢ラミアに頼むんだったか…？｣
いや、でもあいつは今。
『トロル様トロル様っ！少しばかり私にお時間をいただけませんか！！！？』
って言ってたもんな。キャロルと人界観光でもするんだろう、地面ぐちゃぐちゃなのにそれを売りに商売とは良くやるよな人間は…
｢ん？｣
｢だぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁ！私は急いでるの！！！さっさとそこ退きなさいよこのハゲ！！｣
｢おいおい嬢ちゃんそりゃないぜー｣
｢勝手に魔界にはいってきたのはそっちじゃねぇかぁ？？｣
｢だぁぁ！もう！うるさいわね！今は魔界もこうもないでしょ！地面がバラバラなんだから！｣
あそこで怒鳴っている小さいやつ。
な、何だあれは。リリス。だよな？
間違えないよな？？
｢天使の使い魔さんがよぉ、わざわざ餌になりに来たんだろぉ？おら早く来い｣
｢いーーーやーーーよーーー！なんであんたらのきったない腹に収まらないといけないのよ！ばっかじゃないの！？｣
腕を引っ張られている。
早速食われそうになってんじゃねぇかよ。
｢おら！早くしろ！｣
｢いたっ！ちょっと！！離しなさいよ！！私はあんたらなんかに食べられるような…っ！！！｣
｢おい、お前ら｣
｢！！？｣
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作者名：黒月狐 | 作成日時：2015年4月25日 1時
