出会い�� ページ4
『…………』
「……………………」
気まずいっ！！！！なんか、なんか言ってよ！！！！
彼は不機嫌そうな顔で並んだと思えば俯いてずっと黙ってしまった。
耐えられず川を出ようとした時、彼は慌てた様子で元いた場所に戻っていった。
『…なんだったんだ…………』
服に着替えた後、戻ると不貞腐れた顔で私を睨んでいる彼がいた。
どうしたのか聞いてあげた方がいいのだろう。
だがその前に私は彼を回復させなければいけない。
鍋とお椀とスプーンをとって来て彼の隣に座った。すると彼は私の肩に寄りかかって来た。
私は鍋から粥をお椀によそり、スプーンでひとさじ掬ってフーフーと冷ましてから口に運んでやった。
なのにそっぽを向かれてしまった。
『…どうしたの。』
「……………」
『もしかして、勝手に離れていったの怒ってるの？』
そう聞くと彼は小さく頷いた。
『ごめんね。今日はもう離れないから。』
そう言うと
「なまえ…」
と言われたのでAだと伝えてあげると嬉しそうに微笑んで
「A、ありがとう。」
と呂律の回らない口調で言われた。
母性がくすぐられた。
それからリンゴ粥を全部食べてくれて偉いねと頭を撫でてあげると嬉しそうに擦り寄ってくれた。
そのあとは体を拭いてあげるのと同時に鍋などを洗うために二人で川に行った。
その時もずっとくっつかれていた。
なんだか大きな猫でも飼っている気分になった。
それから干しておいてあげた下着を着させて毛布でもう一度くるんであげた。
その後就寝したのだが、もちろんのごとく抱き枕にされて寝た。
次の日には顔色も戻っていて一件落着という感じだったのだが朝から起きたらほぼ裸のイケメンに抱きつかれていると言う現実が突きつけられてしんどかった。
私はこの日ハテノ村に急ぎの用事があったので早々に退散することにした。
またこっそりと腕から抜け出して帰る支度を始める。
ついでに彼の服を畳んで置いてあげてその服の上にリンゴ3個と焼き魚2つを包んだものを置いておいてあげた。
これで私は罪を逃れた筈……と思っていた私が甘かった。
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葵 - リンクかっこいいい死ぬ！（（（ゑ 後初見です！神作品を作ってくれてありがとうございます (8月25日 1時) (
レス) id: 5828b1967c (このIDを非表示/違反報告)
くまぁ - イーガ団のがぴちぴちの全身赤タイツ着てるのがそらなすぎてめっちゃ笑っちゃいました！リンクがカッコ良すぎてにやにやがとまらなです…！ (8月20日 1時) (レス) @page18 id: b91ebddc7f (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - スッゴク読みやすくて、リンクがとにかくかっこいい、、、。 イカれバナナと爆弾中毒者は面白かったです!! (8月7日 14時) (レス) @page18 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
空音(プロフ) - 本当ですか？！！パイナップル聖人さんありがとうございます！(*´-`)ちょこちょこですが頑張って行きたいと思うので何卒よろしくお願いします…！リクエストなどのネタ提供もあったら嬉しいです…！！＼(^o^)／<ｵﾈｶﾞｧｱｱｧｧｱｱｧｱｲ (6月7日 6時) (レス) id: e1d383aad9 (このIDを非表示/違反報告)
パイナップル聖人 - このお話好きすぎる！お話作るのうますぎて尊敬しかないです( ＾ω＾ ) (6月5日 22時) (レス) @page5 id: c45b8ce58e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空音 | 作成日時：2023年6月3日 13時
