【銀魂】問題児と同居生活はじめました。

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『(え、は…？)』





いやいやいやいや、流石にあんなにファンがいるだなんて聞いてないよ？え？なに、お前らはジャ○ーズですか？









───バチッ









『あ』

「あ！A！」


『(うっわ、最悪…)』







視線をあちらに向けすぎたせいかアホ毛と目が合ってしまった。その瞬間、私に向かって笑顔で大きく手を振る神威。








『(まずい…)』





あいつが大袈裟に手を振るもんだから周りがザワザワしてきた。早いとこ、ここから離れないとファンに絞め殺されそう…！




そう思った私は何事もなかったかの様に、くるりと方向を変えて教室まで走る。後ろから神威の声がしたけど私は振り返ることなく駆け走った。







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只今、昼休み。

昼ご飯を一緒に食べる友達もいない私は、コンビニで買ったサンドウィッチを片手に中庭のベンチに足を進める。








『(あ"あ"、疲れた〜)』






ここへ来てから初めてが多すぎて全く慣れない。


唯一の憩いの間である寮も問題児たちのせいで全然休めないし。授業中だってみんなうるさくて、もう授業になってなかったし。沖田と神威はサボってたし…

どんだけ自由なんだよ、この学校。







はあ、と大きくため息をつきサンドウィッチを口に入れる。









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「そんなにため息ついたら、幸せ逃げちゃうぜ？」



『うわあああああああ！！』







咄嗟に後ろを振り向く。







『ちょっと！驚かさないでくださいよ！



坂田先輩！』


「ごめんごめん」


『…どうしたんですか？こんなとこで』


「いやー、たまたま通りかかったらAちゃんが1人でご飯食べてるからさ、来ちゃった」






そう言ってニヒヒと無邪気に笑う彼。






『……ああ、隣座ります？』

「うーん、やめとく。
早く行かねえと多串くんに怒られちゃうから」

『多串、くん…？』






「おい」

「あー、やっぱ来た」








そう後ろから坂田先輩のことを呼ぶ黒髪の男の人。








「あ？お前また女と遊んでたのか？」

「違ぇよ…、この子ウチの寮の子」


「は？」





『……え？あ、どうも』








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