【銀魂】問題児と同居生活はじめました。

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『いやぁ、晴れましたなあ麻衣さんや』

「晴れましたなぁAさんや」





雲一つない空。


昨日作っておいた、てるてる坊主が効いたのか。






『私結構楽しみなの体育祭』

「えー、私体力使うの嫌なんだけど」


『それは分かる』






以前通っていた学校はまず体育祭なんてもんは無く、跡取りや令嬢として生きていく教育をみっちりされていた。行事があるといっても、コーラスしたりとか。


だから私にとっては初めての体育祭なのだ。


委員会はめんどくさかったけどね。









【では、皆さん気をつけて楽しみましょう】





アナウンスが終わると、周りは「ウォー！！」と叫んでいた。

熱気がすげぇなこの学校。








「今日の注目といったら借り物競走ね」


『え、なんで？』





そう聞き返せば麻衣は私を見て大きなため息をつく。





「はぁ？あんた知らないの？今日の借り物競走、坂田先輩と土方先輩が出るらしいわよ」

『ふーん』


「もっと興味持てよ」






借り物競走ね、


まあ女子たちがそりゃキャーキャー言うわ。もしかしたらカップル成立とかもあるかもしれないもんね。








『まあ、見る分には楽しそう』


「私はしっかり目に焼き付けるわ。

浮かれてる女どもを」




『そ、そうっすか』






裏の麻衣さんも嫌いじゃないよ。









【綱引きに出場する人は定位置に並んでください】








『あ、私行ってくるね』


「頑張れよー！負けたらタダじゃおかないからね！」



『エッサー！』





走りながら麻衣に敬礼し、集合場所まで向かった。









「ありゃ、あんたも同じかィ？」


『あ、沖田じゃん』




集合場所まで行くと沖田が並んでいて話しかけてきた。


ハチマキ巻いてる、かっけぇ…







『なんか学校で会うの久しぶり…？』


「ずっとサボってたからな」






それ理由になってるの？



にしても、こいつ本当顔整ってんなー。見れば見るほどイケメンっていうか…なんていうか。


なんか隣に並びたくないわ…







「あんた白組かィ」

『そうだけど』

「フッ、ぶっ潰してやらァ。覚悟しときなせェ」



『はっ！？わ、私だってあんたのことグッシャグッシャに潰してやるよ！そっちこそ覚悟しときな』









【位置について、よーい……】








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