【呪術廻戦】好きな人から恋愛相談されています (ページ2)

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突然だが、私には好きな人がいる。

その好きな人っていうのが、

「顔浮腫んでんのか？だるまみたいになってんぞ。あ、元々か」

『一回黙ろうか？五条クン？』

私と顔を合わせればいつも憎まれ口を叩く。

なぜこんな奴を好きになってしまったのか未だに分からない。

でもきっと、

「すっげぇ、お前のほっぺためっちゃ伸びるじゃん」

『はなひへ』

そうやって無邪気に笑うその笑顔に惹かれたのかもしれない。

　

ある日の任務帰りのことだ。

「なあ、」

『ん？』

「お前に言っておきたいことがあって」

いつもとはどこか違う雰囲気。

頬を赤く染めて。

そんな顔初めて見た。

『な、なに？』

と、少しの戸惑いと少しの期待を入り混じえながら返す。

　
　

「…俺、好きな人できたかも」

あ、やばい。

どうしよう、泣きそう。

『……そっか。五条にも遂に春が来たかー』

「まあな。お前は遅いんだよ」

分かってるよ、そんな事。

だから悲しさで胸がいっぱいな気持ちを悟られないように必死に答えた。

「それでお前にアドバイス貰いたくて」

『…それが言っておきたいこと、か』

「お前しかまともな奴いねぇからな。だからお願い♡」

こんな辛い事があるだろうか。

何がよくて好きな人の恋愛相談なんか乗らなきゃならないんだ。

でも、ここで断っちゃダメなんだ。

だって、

『…うん、任せな。応援するよ』

　
　
　

彼にとって私はただの '' 友達 '' に過ぎないのだから。

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