【呪術廻戦】好きな人から恋愛相談されています

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シャワーを浴びて、廊下を歩いていると自室の前には紙袋と置き手紙が。







【貸してくれてありがとう。洗濯しておいたからそのまま使ってね】







袋の中を覗くとあいつに貸していた上着が丁寧に畳まられていた。



そして、無駄に綺麗な字。


あいつの性格からは予想もつかないような。







あいつは不器用で、変なとこ真面目で、弱いくせに自分で何でもしようとする可愛げのないやつだ。






顔を合わせれば、いつもしょうもねぇことで口喧嘩。


俺とこんな事をやりあえるのは奴だけ。







それを一番近くで、隣で見てきたのは俺だ。





俺しか知らない。



俺にしか分からない。









　
だが、最近あいつは俺を避けるようになった。



理由は分からない。





その分、傑とよく話している所を見かけるようになった。俺には見せたことのない顔をして。





それを見ると心底イラつく。何でそんな顔を俺じゃなくて、違う男に向けているのか。









　
　
　
　
　
【君とはあまり争いたくないんでね】









あの日、傑が俺に言い放った言葉がずっと引っ掛かっている。







俺があいつを好きって言ってんのか？傑は







笑わせんな、飛んだ勘違いだろ。







俺を勝手に敵視しやがって。








第一、俺には彼女がいる。









　
　
　
　
それなのに、どうも気に入らねぇ。






俺には見せない笑顔を傑には見せるところが。




俺の知らないアイツを知っている傑が。









あいつが、




Aが傑のものになるのは









「……気に、食わねぇ」








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