焼きもち妬いてね ページ7
「あっ、めーっちゃにこにこしちゃってぇ！
若くてかわいい女の子とペアで踊ることなんて滅多に無いだろうから、嬉しそうな顔しちゃってぇ！このこの！」
「あーいまこっち見たぁ！！！」
「あー！さとしくんだけ手の向きが逆〜！」
･･･わたし独り言割と多いんでないかな。
何時間もテレビの前から離れなかったから、ずっと前に終わった洗濯物も取り出してきて乾したり、明日の朝ご飯の仕込みしていたら、あっというまに0時を越していた。
先に寝てようかなあ、と思ったとたんに、
チャイムが鳴った！
「きたきた〜！」
ガチャ
智「ただいま〜Aちゃん〜つかれやした〜」
「おかえりなさい！観てたよ！」
智「まじか〜」
「うんうん！お疲れ様だよ〜！」
靴を脱いで、私の方に体を近付けたかと思ったら、瞬間、
智「やっとAちゃんだ。」
ぎゅっと抱きついてきて離れないさとしくん。あれれどうしたの。
智「Aちゃ〜ん･･･」
すっごくキツく抱きしめてくるから、少し心配になって、背中をさすってあげたりしてみる。
「なにかあったの？」
智「ん〜」
「いつもはこんな玄関で留まらないじゃない。」
智「なんかねぇ、後輩に言われたんだけどね、女の子の隣で踊ってる時のおれ、にやにやしてたって言ってて、もしかしてAちゃん嫌な思いしたかなぁって思ったんだよね。」
「あ、ももくろちゃん？」
智「あ〜観てたよね、ヤキモチ妬いた？」
「ううん、大丈夫だよ！お仕事だもんね？」
智「え？妬いてないの？」
「えっ？！？？」
智「妬いてよ〜！」
「え？妬いて欲しいの？」
智「え、妬きなよ！(眉間にしわ寄せ)」
「(むむむ！)妬きません！」
智「妬きましょう！」
完全にふざけとる、楽しんでるー！
智「YOU、妬いちゃいなよ！」
意外や意外、彼、妬いてもらいたい願望があるようです。
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りんか(プロフ) - 初めてゆんあさんの作品を読みました。もう、お話を書くのは辞めてしまったのでしょうか？凄く好きな文体で、特にこのお話はふわふわと暖かくなる気持ちの良いお話なので、残念です。また、書く余裕が出来たら読みたいです。 (2018年1月25日 7時) (
レス) id: b29980d701 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんあ(プロフ) - とぅいんくるさん» コメント有難うございます！楽しみにしてくださってるなんて、とても嬉しいです( T T )今後ともよろしくおねがいします^___^ (2015年12月2日 14時) (レス) id: 4fa8665343 (このIDを非表示/違反報告)
とぅいんくる(プロフ) - ずっとこの作品が好きでした。次の更新も楽しみにしてます。 (2015年12月1日 20時) (レス) id: 2eb9fd86bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんあ | 作成日時：2015年9月7日 15時
