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日常 ページ1
私の親は東堂グループの社長である。
まぁ、私は俗に言う令嬢というものだ。
いつなのかわからないが、
私の親と朱桜家が子供が男女だったら
結婚させるという約束をしたらしい。
子供からしたら迷惑な話だ。
そういう迷惑な約束があり朱桜家の息子、
朱桜司と私は許嫁なのだ。
＊＊＊
ﾊﾞﾝ
ドアが開く音がした。
｢Aさん、貴方はいつまで寝ているつもりなんですか!?
もう学校に行く時間ですよ!!｣
こんなふうに毎朝私を起こしに来るのである。
適当に返事をすると、
容赦なく毛布を剥いでくる。
きっと彼は私のことを
女性として見ていないのだろう。
だがそんな彼に私は惚れているのだ。
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作者名：歌月 | 作成日時：2017年6月20日 11時
