階段から落ちたら｢ハイキュー!!｣の世界にいました。 ２

46段目 岩泉side ページ7

Aと国見が出ていった保健室は誰もいないと思われるほど静かだった

及川を見るとまだ拗ねてるみてぇ

岩泉「(めんどくせ…)」

しかもAはまじで国見が好きなのか？
てか好きっつってたな

国見と職員室行くとき、ドア閉める時すごい幸せそうな笑顔浮かべてたしな

くっそ…

岩泉「(気にくわねぇ…)」

及川「…岩ちゃん」

岩泉「あ？んだよ」

及川「岩ちゃんってAのこと好きだよね？」

岩泉「あ？そだけど」

何聞き出してんだ？コイツは
そう思いながら及川を見る

及川は見つめる俺に気付いたのかいつも通りの笑顔を浮かべた

及川「岩ちゃんってさ、なにもしないの？」

岩泉「なにもって…なに？」

及川「それ聞いてんのに 笑

んとね、なんか…アピール的な？」

アピール？
アピールって…なにすれば？

及川「その顔じゃ何したらいいか分かんないんでしょ
ほんっと恋愛初心者だよね」

岩泉「あァ！？
テメェみてぇにタラシじゃねぇもん！！」

及川「タラシ！？
及川さんはしっかり彼女大事にします！」

岩泉「嘘つけよ！
ってかよー…わかんねーし。
アピールとか言われても…」

アピールしろってなにすりゃいいかわかんねーし。
やったやつに聞いてみてぇよ

及川「ん…一緒に帰ったり、他の子と態度変えたり？」

岩泉「じゃあ他の女子には超絶冷たくしてAには超絶優しくすればいいんか？」

及川「…ほんっと単細胞！！！
多細胞になりなよ！！馬鹿なの！？」

岩泉「わかんねーっつってんだろ！！
アホか！！」

及川「あーもう！！
ちょっと聞いてなよ？
少しでも好意がありますよってのを気付かせんの！！
その子にだけすごい優しくとかじゃなくてある程度でいいの！」

岩泉「あ？わかんねー」

及川「もういっそやってまえ。」

岩泉「適当だな、おい」

まぁ…やれるだけやるしかねぇか
あ、日曜…その日に？

てか及川に聞いてもよくわかんねーよ
他に恋愛豊富なヤツ…




花巻？

47段目 及川side→←45段目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す