階段から落ちたら｢ハイキュー!!｣の世界にいました。 ２

80段目 ページ48

「そりゃあね、心とか読めないし」

架奈「じゃあなんで分かろうとしないの？」

「泣いて人をハブこうとしている人の気持ちなんて分かりっこないでしょ」

架奈「…ｯそうだ
A、及川先輩の本当の妹じゃないんだって？」

どっから出てきたその言葉
もう話の筋道がわかんないんだけど

「なんで？」

架奈「朱梨ちゃん言ってたよ？
似てもないんだから兄妹じゃないって」

「仮に、兄妹じゃなかったとしたらどうすんの？」

架奈「は？」

「別になんといおうと構わないけどさ、めんどいんだよね
もう来なくていいから、さっさと教室戻ってよ」

私は架奈の横を通り過ぎ、部員に目をやった

架奈「本当にマネージャー辞めてくれない？」

「辞めないけど？」

架奈「じゃあ無理矢理にでも辞めさせてやる…っ」

「…勝手にどーぞ」

何やるんか知らないけど、本当何なんだあの人
でも教室戻ってくれて良かった

この時私は、あんなことが起きるなんて思いもしなかった

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