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声量20 ページ25

国見「あれ、Aさん」

体育館に入った私に一番最初に気付いたのは英だった

国見「大丈夫でしたか…って

どうしたんですか?」

「え?」

国見「また泣きましたよね
なにかあったんですか?」

及川「え、あれ?
Aじゃん、大丈夫ー?」

「あ、うん…」

及川はそれだけ言って練習に戻った

泣いたの、英だけ気付いてくれた─…?

「そ、泣いた...」

国見「…話、聞きます
部活終わったら一緒に帰りましょ」

「…うん」

泣いたことは英だけに気付かれたっぽくて、他の人は私に何も言わなかった
気付いてても言わないだけかもしれないけどね


貴大達は私が戻ってから少し経って帰ってきた

咲花ちゃんは貴大の腕にひっついていたけれど。

それ見ているのも辛いので貴大自体を見ることをやめた
咲花ちゃんは嫌でも一緒にいなきゃだから仕方ないけどね

できれば2人とは一緒にいたくない

そう思った


それからすぐに部活は終わった

スポドリとかタオルとか、そういうものを片付けているとき、後ろにいた咲花ちゃんが言った

久下「A先輩、もう貴大先輩に近付かないでくださいよ」

「それはどうしてかな」

言われなくてもあなたのせいで貴大には近付けないわ

久下「貴大先輩、A先輩のこと嫌いなんですって

先輩も分かってるんでしょ?


自分が嫌われてること」

最後の言葉を強調するように言った

分かってる、ていうか、分かってた

でも違うんじゃないかって、ただの自分の思い込みなんじゃないかって思ってたのに

それは本当だった

「そうだったんだ
分かった、近付かないようにするよ
忠告ありがと」

久下「はぁーい♪

それとぉ私、貴大先輩とつきあうことになっちゃったんです〜っ」

きゃーっと照れるようにそう言う咲花ちゃん
私は心が砕けたような気がした

「そ、なんだ…
お幸せにね…ッ」

ガッと咲花ちゃんの肩を押して倉庫を出る

久下「っきゃ」

ドンッ

「あぅっ」

出たところに誰かが立っていたようでドンッと顔が誰かの胸元に埋もる

いてて…と思いながらすみませんと謝る

顔を上げると私は硬直した
そこにいたのが貴大だったから

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紗凪(プロフ) - 絵里さん» シリアスは好きなんですよー笑 これから頑張っていきたいと思います! (2016年3月3日 22時) (レス) id: 67487ce4bb (このIDを非表示/違反報告)
絵里(プロフ) - はい!応援してます!!マッキーのシリアスっぽいのなかなか無いので、この作品読めて嬉しいんですよ!www (2016年2月28日 16時) (レス) id: 0304d69d3a (このIDを非表示/違反報告)
紗凪(プロフ) - 絵里さん» そうですか!?良かったです^^* 応援してくれるのですか!?ぜひ宜しくお願いします!! (2016年2月13日 14時) (レス) id: 67487ce4bb (このIDを非表示/違反報告)
絵里(プロフ) - いえいえ!wwそういうふうに言ってくれて私も嬉しいです!これからも応援してますね!って言うか応援させてください!www (2016年2月11日 21時) (レス) id: 0304d69d3a (このIDを非表示/違反報告)
紗凪(プロフ) - 絵里さん» 思ってくれてありがとうございます!!お礼に及びますよ!!及ばなかったら何なのか…っ!! (2016年2月11日 16時) (レス) id: 67487ce4bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗凪 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年3月9日 20時

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