孤独の宗教Ⅱ (ページ3)

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緑side

更に時間は過ぎ、いよいよ3年生の俺達は修学旅行の季節になってきた。

前までの自分であれば、きっと修学旅行には参加しなかっただろう。だって、1人で2泊3日過ごすなんて地獄すぎる。いくら決められたグループで行動すると言っても流石に耐えられない。

けれど、今は一緒に居てくれる仲間がいる。
心強い。さすがシゲの友達。良い奴には良い友達が寄ってくるんやな…。
でも、シゲがいたらもっと楽しいんだろうな。って、そんな事を2人の前で考えてしまう最低な俺が1番嫌だ。

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そして、何だかんだ旅行当日となった。
今日ばかりは多少うるさくしても先生達は怒ったりしない。

それに、不登校の子達も最後の思い出作りにと顔を出してくれた。
俺は遠くから必死にシゲを探した。
けれどやっぱり彼は居なかった。。

今日も朝からズキズキと胸が痛む。
俺がシゲに関わらなければ、きっと今頃シゲだって修学旅行に行けたはずだ。

やっぱり俺は……

ﾓﾌﾞ「神ちゃん！そろそろバスの中行こうや」

ﾓﾌﾞ2「あ、神ちゃんの隣は俺やからな？」

ﾓﾌﾞ「はぁ？そんなん俺だって隣がええわ！」

俺がマイナスな気持ちになると必ず2人が負の感情を遮ってくる。
本当、シゲに影響され過ぎちゃうか。笑
そんな事を思いながらも、ソレに救われている俺がいる。

「そんな揉めるんやったら俺1人で座って隣に足置くからえーもん…笑」

ﾓﾌﾞ達「えええええ」

とりあえず、旅行中くらいは楽しまんと2人にも悪い。
それに、流星と今朝約束したから。

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青「なぁ、神ちゃん？」

「ん？どしたん流星」

ギュッ…

「えっ…//ちょ、、寂しいん？笑」

青「そりゃ寂しいわ。まぁそれもあるけど、、無事に帰ってきてな。そんでいっぱい楽しかった話聞かせて？
俺待ってるから…笑」

「……//分かった。楽しんでくる…！」

青「おう！約束な！」

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