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ルチル「もちろん、私が一番、賢者様のことを好いていますけど」
ルチルはふふっと、軽く微笑んた
美……
ミチル「ちょっと兄さま！抜け駆けはダメですよ！！」
リケ「ルチル！こちらに来てください！！」
ルチル「怒られちゃいました」
全く反省する気のない顔でミチルたちのところに向かっていった
レノックス「賢者様、桜に登ってみますか？」
A「あんな大きな木に？」
レノックス「はい」
オズがうみ出しただけあって、桜の木は今まで見たなかで一番は大きかった
まぁ、魔法があれば登れるか……
A「じゃあお願いします」
レノックス「わかりました」
レノックスはスマートに私を横抱きにして、魔法を使わずに木を登った
驚きのあまり、声も出なかった
足の力どうなってんの？
A「レノックス、魔法は？」
レノックス「忘れてました」
A「また、ファウストに怒られますよ」
レノックス「……秘密でお願いします」
A「わかりました」
私は辺りを見回した
視界がすべてピンク色で桜に包まれているような感覚になった
実際、桜の中にいるんだけど
こんな体験したことがない……
A「綺麗ですね」
レノックス「そうですね」
レノックスは私の瞳を見つめていた
A「ちゃんとお花見てます？」
レノックス「はい。俺にとっての花はAですので」
急にぶっこんで来た
心臓に悪い
A「ちゃんと花を見てください……そんなに見られると恥ずかしいです」
レノックス「恥ずかしがっている賢者様も可愛らしいです」
A「レノックス……」
油断しすぎた……レノックスみたいなやつが一番やばい
普段聞かないから、ギャップがやばい
A「降りましょう」
レノックス「わかりました」
こんな雰囲気になっては、桜どころではない
レノックスは丁寧に桜の木から降ろしてくれた
その後、ネロの料理を食べ終え、桜を楽しんだ後、オズに頼み桜を消してもらった
綺麗だったけど、やっぱり儚い方が美しく感じる
でも、儚いのは花だけでいいと思った
魔法使いたちには長生きして、私の側にいて欲しいから
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るんる - とても面白くて素敵な話です。リクエストで賢者が小さくなって皆んなにお世話される話が見たいです (5月8日 2時) (
レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 初めまして、本編から番外編までとても面白くて最高です!毎日、飽きませんです!これからも頑張って下さい、いつも更新を楽しみです!🌸 (5月5日 6時) (レス) id: 46434c0a5b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - あっ、間違えた!魔法宿じゃなく魔法舎でした! (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - またリクエストをお願いしてもいいですか?賢者と平和な魔法宿の日常の話を見てみたいです!やっぱりまほやくの曲が大好きです♪ (4月29日 22時) (レス) id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - いいですよ、完璧です!素敵なリクエストをありがとうございます、ドキドキしながら読みました! (4月29日 21時) (レス) @page29 id: 5d1f088695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2024年2月13日 20時
