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私は守れない約束をいくつしてきただろう
その場に流されて、手軽に喜ばせて
約束を破るたび誰かを傷つけ自分も傷ついた
この世界にいる魔法使いたちはそれをしない
言葉を安売りして、ばらまいたりしない
それがどれだけ大変なことか、すごいことなのか
人間たちは理解していないだろう
オズ「用心しろ」
アーサー「はい。賢者様をよろしくお願いします」
アーサーはバルコニーに立って箒を取り出した
彼の姿を見た人々が一斉に喝采を浴びせる
時に一途で時に身勝手な人々の声を聞きながらアーサーはいつも笑っていた
アーサー「行って参ります！」
アーサーは勢いよく飛び立った
巨体な鳥の元へと……
中央の人「アーサー様だ！」
中央の人「アーサー様が救ってくださる」
中央の人「気をつけて、アーサー様」
自分の都合のいいように態度を変える人々をアーサーは好いている
何もできない私を魔法使いたちは好いてくれている
だから、私も魔法使いを含めたこの世界の人たちを信じて愛してみよう
私の力を最大限、魔法使いたちのために生かそう
そう思った
オズ「……」
オズは眩しそうに遠くなっていく、背中を見つめている
街を覆うほどの巨大な鳥が、翼を広げて城の上空を舞い飛んでいく
翼が上下するたびに血のような生臭い、あたたかい風が吹いた
巨大な鳥の嘴が、城の塔を襲う
だけど、スノウとホワイトの結界が城を守った
A「すごい……」
オズ「いや、あのまま続けばいずれ限界がくる」
オズのいう通り、嘴が突くたびに閃光のような亀裂が走った
人々の声が再び不安に染まった
その時……
アーサー「《パルノクタン・ニクスジオ》」
箒に跨がって空を飛ぶアーサーが魔導書を開き呪文を唱える
すると魔導書に光が集まって小さな光の玉になった
いくつかの光の玉が流れ星のような速さで鳥に飛んでいく
その光と並走するようにアーサーも空を疾走していた
光の玉が命中すると、鳥は怒り狂ったような恐ろしい鳴き声をあげた
目の前を飛んでいくアーサーを翼を羽ばたかせ追いかけていく
アーサー「そうだ！こちらへ来い！」
私は隣にいるオズを見た
オズは眠っていた
アーサーが心配で魔法を使おうとしたのだろう
A「オズ？」
オズ「……すまない」
自分の手元を悔しそうに眺めている
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佐倉紗南 - ドキドキしました!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (8月14日 23時) (
レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - Ricoさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (8月14日 22時) (レス) id: 6b12ab85f0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - 佐倉紗南さん» 更新しました！ぜひお読みください！ (8月14日 22時) (レス) id: 6b12ab85f0 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 最近、この作品を読みました。続きが気になるので、更新お待ちしています。 (8月14日 21時) (レス) @page49 id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - はい!更新楽しみに待ってます! (8月14日 10時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたま | 作成日時：2023年6月17日 21時
