小さな刃 ページ23
ジャンside
「どうもこうもねぇよ…やっと撤退命令が出たって
のにガス切れでオレ達は壁を登れねぇ…
そんで死ぬんだろうな…
全員あの腰抜け共のせいで…戦意喪失したんだと…
気持ちはわかるけどよ オレ達への補給任務を放棄
して本部に籠城はねぇだろ…案の定巨人が群がって
ガスを補給しに行けねぇ…」
「だから！イチかバチかあそこに群がる巨人
を殺るしかないねぇだろ！？
オレらがここでウダウダやってても同じだ！
ここにも巨人が集まる！いたずらに逃げ続けても
オレ達の残り少ないガスを使い果たすだけだ
機動力を完全に失えば本当に終わりだぞ！！」
声を荒らげながらコニーはそう言う
「珍しく頭を使ったなコニーだが…
今のオレ達の兵力でそれができるとおもうか？
前衛の先輩方は全滅だ…残されたオレ達訓練兵の
誰にそんな決死作戦の指揮とれる？
まぁ…指揮がとれたところでオレらじゃ
巨人達をどうきもできない…おそらくガス補給室
には3〜4m級が入ってるぜ？当然そんな中での
作業は不可欠だ」
「ダメかな…？」
「はぁ〜〜〜…つまんねぇ人生だった」
こんなことならいっそ…言っておけば…
「やりましょうよ！！みなさん！！
さあ！！立って！みんなが力を合わせれば
きっと成功しますよ！私が先陣を引き受けますから」
サシャがそう言うも誰も何も答えない
「み みなさん……アルミン…一緒にみんなを…」
アルミンは固まったまま
今のそいつに何を言っても無駄だと思う
「ッナナ！私と一緒に…」
サシャは今1番声をかけたらいけない奴に
声をかけてしまった
さっきから建物の壁に向かって
ブツブツと何か言っているナナだ…
するとゆっくりと振り向いたナナ
『サシャ…私だって精一杯頑張ってるよ！！
なのに最後運命の人も見つけられずに
気持ち悪いでっかい巨人に食べられるの！？
嘘でしょ！？嘘すぎじゃない！？オェッ！』
「…よかったです！ナナがいつも通りで…！」
今だけはサシャの気持ちが分かる気がする
いつも通り叫び散らかすナナをみて
どこか少し気持ちが軽くなった自分がいた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ライナー…どうする？」
「まだだ…やるなら集まってからだ」
「だめだよどう考えても…僕らはこの街から
出られずに全滅だ 死を覚悟してなかった訳じゃない
…でも…一体何のために死ぬんだ…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みあ - わああ！そうなんですね！台詞とかもたまに似たようなところがあって勝手に女子善逸くんが進撃の巨人の世界にトリップしているように感じてにやにやしちゃいます笑ハンジさんが出てくるのがすっごく楽しみです〜！ (2023年5月8日 1時) (
レス) id: a88ff0ad4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - 床さん» コメントありがとうございます。毒舌な夢主ちゃん私もすきなんです！ (2023年5月5日 10時) (レス) id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
床 - ライナーとアルミンのところ笑ってしまった！毒舌な夢主かわいい笑 (2023年5月5日 10時) (レス) id: d93273e880 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - みあさん» 善逸君参考にしてます笑 まだハンジさん出てこなくて申し訳ないです汗 (2023年5月5日 9時) (レス) id: 6539e90d25 (このIDを非表示/違反報告)
みあ - 善逸そっくりの性格の夢主が可愛くて可愛くて、！それにわたしハンジさんとサシャが大好きなので目を輝かせながら読ませてもらっています！更新楽しみにしています！ (2023年5月5日 5時) (レス) @page26 id: c78a600acc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆちゃん | 作成日時：2023年4月28日 13時
