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自覚と準備 ページ6

妙「やっぱり、こっちの方が良いかしら?」
神「これはどうアル!?」
妙「あ、それも良いわね。」
貴「…」
私は今…浴衣を買いに来たのだ。お妙ちゃんと神楽ちゃんが夏祭りに誘ってくれたのだが、先約があったので断ったのだ。…しかし、行く相手を伝えると浴衣を買いに行こうとなったのだ。
妙「桜ちゃんは、色白だからどの浴衣も似合うわね。」
貴「いや、その…」
神「夏祭りデートは気合い入れないとダメアル。」
貴「デート!?」
思わず大きな声を出してしまった。…恥ずかしい。
妙「いや、長かったわね。」
神「焦れったかったアル。」
貴「ち、違うから…!」
断じてデートなんかじゃ…ない…はず…!
妙「でも桜ちゃん…顔が赤いわよ。」
貴「!」
走馬灯の様に晋助さんのことを思い出す。…もしかして私…
貴「晋助さんのこと…好きなのかな…?」
小声で言ったつもりだった。けれど、二人に聞こえていたのだ。
妙「桜ちゃん…」
神「やっと、自覚したアル。」
貴「えっ?」
その言い方は、まさか…
貴「知ってたの?」
妙「まぁね。」
神「親友のことなんてお見通しネ。」
二人は、私より私のことを知っているようだ。
妙「それで、するの?」
貴「?何を…?」
神「告白に決まってるアル!」
貴「!?」
告白なんてそんな…!大体…
貴「…晋助さんは私のことなんてなんとも思ってないよ。」
晋助さんには、来島さんとかが似合う。私なんかじゃ釣り合わない。
妙「でも、なんとも思ってない人を夏祭りに誘うかしら?」
神「私なら、絶対誘わないアル。」
貴「…」
それはそうだが…晋助さんは、気紛れだし…

こうして、私は浴衣を買った。…父に言ってお金を貰ったのだ。
妙「当日は髪型やるわね。」
貴「いやいや、大丈夫だよ。」
神「何言っているアル!カレシとデートアルヨ!?」
貴「彼氏じゃないから…!」
…晋助さんのことを考えるとドキドキする。
私は夏祭りに期待と不安を抱いたまま、家路についた。

待ち合わせの面影→←もう1つの男の秘密



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作者名:ふわふわ | 作成日時:2019年10月27日 23時

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