検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:13,370 hit

挑発と助言 ページ38

高「…随分と酷ェ様だなァ。」
朧「…何の用だ。」
天照院高校の道外れ。とある二人の男がいた。
高「いや何、アイツを助けた礼ってところだが…」
朧「貴様に礼を言われる筋合いはない。…別に目的があるのだろう?」
高「お見通しってことかい。…アイツのこと、どうする気だ?」
朧「さあな。…少なくとも、彼女はお前に気がある様だからな。」
高「…どういうことだァ?」
朧「…貴様も存外鈍感だな。孤高のヤンキーとはよく言ったものよ。…顔が赤いぞ。」
高「…るせー。そもそも、何の根拠で…」
朧「彼女を見ていれば分かる。…貴様の方が共にいる機会が多いのに、何故分からんのか?…舞台の上では口づけした割りには、小学生並の男だな。」
高「オイ、待て。…お前、来てたのか?…気づいてたのか?」
朧「視察の一環だ。…最前列で見てたからな。まぁ、尤も…彼女は気づいていない様だがな。」
高「…」
高杉は呆然とした。
高「で、アイツのこと、諦めるってことかい?」
朧「…いやぁ。」
高「は?」
朧「まさか、そんな都合の良い話あると思っているのか?」
高「…」
朧「まだ、完全にお前のものではないだろう?彼女を振り向かせるだけの話だ。…それに…」
高「それに?」
朧「貴様の意気地の無さでは、彼女に想いを伝えるのは夢のまた夢だからな。」
高「!?テメェ…」
朧「事実だろう?」
高「…ハッ。上等だ。」
そう言って高杉は去った。

朧「さっさと、伝えれば良いものを…全く、手間をかけさせおって。…幸せになれよ。」
朧は、高杉の去った道を向きながら、少し微笑んでそう言った。

クリスマスの予定→←ドーナツ会



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:銀魂3z , 銀魂 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふわふわ | 作成日時:2019年10月27日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。