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愛の蜜 ページ30

貴「…」
猩「連れて来たぞ。」
ここは、春雨高校の体育館だ。春雨高校の生徒が沢山いる。そして、ステージには見覚えのある二人がいた。
?「よくやった。」
貴「貴方達は…」
?「…范界だ。」
?「馬董だ。」
彼らも、恐ろしいオーラを感じる。
范「お主を餌に高杉と朧を釣って遊ぶ…それが我々の目的だ。…お主に危害を加える気はない。」
貴「…本当に来るんですか?」
晋助さんは分かるが、朧さんは考えにくい。
馬「間違いない。…自分の女を奪われてのうのうとしている筈がないからな。」
貴「いや、だから…私と朧さんはそういう関係じゃないです。」
確かに、この間抱き締められたが只の知人である。
范「…つまり、朧がお主を一方的に好いていて、お主は高杉の女という事か?」
馬「いや、そこは高杉も一方的に好いていた方が面白いだろう。」
猩「でも、やっぱりアイツらが二股かけられてる方が面白いと思うだけどな。」
…シナリオの打ち合わせですか?しかもどれをとっても、昼ドラ並みにドロドロしてるし、修羅場になりそうなんですけど。
貴「…取り敢えず、私は朧さんとも晋助さんともお付き合いしてませんので。」
私は事実を伝えた。
猩「じゃあやっぱり…第三の男投入だろ?確か、夜兎工の神威とも繋がってるらしいし。」
范「つまり、本当は神威の女だが、高杉と朧に狙われているという訳だな。」
馬「いや、ここは三人の男が取り合ってる方がいいだろ。」
猩「だから…三股が1番良いに決まってるだろ?」
貴「…」
何、これ?
貴「神威さんともお付き合いしてません。」
猩「じゃあ次は…」
次はじゃないんだよ!漫才かな?これ。…もう帰っていいかな?と、私は心でツッコんだ。
貴「…」
こんな状況になった事がないのでどうすれば良いのかよく分からない。
猩「とりあえず、あんたは実は男でそれを知らずに高杉があんたに惚れて、朧はあんたの正体を知って弱味を握って交際してるんだけど、本当はあんたは神威が好きで、だけど神威は高杉が好きっていう…どう?」
范「タイトルは『禁断恋〜愛の蜜に溺れて〜』だ。」
馬「来年の春に全国ロードショーだ。因みに、年齢指定が入る。15歳以上だ。」
貴「………」
いや、待って助けて。もうどこからツッコめばいいか分からない。しかも、ちょっとラストが気になるんだけど。
猩「…プロットは完璧だ。あとは、シナリオを書けば完成だ。あんたも手伝え。」
貴「……え?」
どうやら私はとんでもないものに巻き込まれた様だ。

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作者名:ふわふわ | 作成日時:2019年10月27日 23時

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