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嵐の予兆 ページ27

貴「ふぁぁ」
思わず欠伸が出てしまった。
貴「(昨日は眠れなかった…)」
あの朧さんが私の事を抱き締めたのだ。動揺するに決まっている。
貴「(あの発言からするとまさか私の事…って、ないないない!)」
自意識過剰過ぎる。家に帰ったら、ヒロアカでも見て心を落ち着けよう。
神「桜ちゃん、昨日のドラマ見たアル?」
今、流行ってるあの恋愛ドラマか。
貴「あ、ごめんね。見てない。」
妙「あら、勿体ない。せっかく、胸キュンシーンがあったのに…」
貴「胸キュンシーン?」
妙「ヒロインが抱き締められるシーンよ。」
貴「!」
まさかのデジャヴ。
神「あれは、なかなか悪くないアル。よくやったネ!」
妙「私もあんな風に抱き締められたい〜。」
猿「私も先生に縄で縛られたい〜。」
銀「おい。」
と、やって来た坂田先生がさっちゃんの頭を出席簿で叩いた。
猿「先生!もう一回!!」
銀「ったく、年がら年中馬鹿やってんじゃねぇよ。メス豚。」


一方、春雨高校の不良、三凶星グループがとあるスクープを入手した。三凶星グループのリーダー達は集まり、そのスクープについて話し合っている。猩覚(しょうかく)は、范界(はんかい)に問い掛ける。
猩「本当なのか?あの天照院の朧の女が分かったって。」
范「何、これを見れば一発だ。」
范界は自分を携帯で撮った写真を見せた。
猩「お熱いね〜。しかも随分な可愛い子ちゃんだな。…にしても本当に銀魂高校の女だったのか。」
すると、今まで黙っていた馬董(ばとう)が口を開く。
馬「この女…以前銀魂高校から同盟を持ち掛けられた時に行った廃工場にいたな。」
猩「…ちょっと待て。この可愛い子ちゃん、確か…あの高杉と夏祭り一緒にいた女に似てないか?」
猩覚は、自分の携帯のファイルを漁る。
猩「…これだ。」
范「ほう…確か春雨(ここ)の末端のグループが軟派をして高杉に威嚇されたとかで少し話題になったな。なんでもあの高杉の女だったとか…」
馬「…つまり朧の女と高杉の女は同じという訳か…しかし、二股をする様な女に見えんが…」
猩「でも、あの二人を骨抜きしたのは事実だろ。魔性の女だな。」
范「あの男共が自分の女を他の男…況してや敵と密な関係になって何もしない筈がない。恐らく二人は知らぬのだろう。確か名は…」
馬「後町桜…だったか。ある意味恐ろしい女よ。」
猩「最近どうも体が怠っちまってよ。…これを使って久し振りに一暴れするか。」
猩覚の言葉に二人は同意した。

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作者名:ふわふわ | 作成日時:2019年10月27日 23時

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