幽霊の見える小学生になった件7th

件名:追跡劇の率役者8 ページ25

ＮＯside
ここは例の待ち合わせ場所。

「こちらキャメル……暗号通りの場所にマークと待機中ですが、奴らが来る気配がありません。まさかジョディさん暗号を書き間違えたんじゃ……」

キャメルが不安そうにジョディに言った。

「そんなことは無いわ！何度も確かめたから！駐車場を見張ってる外部班！状況は？」

ジョディは冷静に待機班に聞いた。

「こちらはビルとデイビッド！駐車場があるビルに近づく人影ゼロ。やっぱりジョディさんが書き間違えたんじゃないですか？」

「俺もそれに1票……」

デイビッドがそう言いきろうとした時だった。

どシュッ！！

静かに弾丸がデイビッドに当たった。

「うっ！うぎゃぁぁぁあ……！」

「どうかしたの！？」

通信で繋いでいるせいで状況が見えないジョディたちは焦った。

「こちらビル！デイビッドが打たれて重傷！」

ほかの部隊からも連絡が来たがどうやら組織はFBIたちよりも遠巻きに囲んでいるようだ。

「こちらキャメル。状況は理解できませんが1度撤退します。」

そう言って駐車場から出ようとした時……

「待てキャメル！！出るな！！」

赤井が叫んだ。

「え？」

そういった時だった。


駐車場の近くに止めてあったトラックからジンが出てきてキャメルたちをうったのだ。

その銃弾はマークの右太ももを抉った。

『お茶会してる場合じゃないかったですよね！！完全に！！なんか始まってるじゃないですか！！』

「そうみたいだね。」

「Aちゃん！？」

「ええ？！」

突然入ってきたのは工藤夫妻とAだった。

混乱に混乱というとんでもない混沌がこうして生まれてしまったのだった。

作者です！やっとAが登場しました！工藤夫妻好きなのでいっぱい出したいですね〜。

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