二百六十八件目 ページ2
NOside
勢いよくホテルの上に乗っかるようにして建ててあった船は海へ落ちていく。
ザパァーン
海に落ちた拍子に少しの間雨が降った。
「A!大丈夫か?!」
水の滴るいい男スタイルの安室がAが落ちたであろうところを覗いた。
『……大丈夫!』
Aは目を細めた。
安室は少し違和感を覚えたが、Aに駆け寄った。
「痛い所は?すまない、君を掴んでいたら良かったな。」
『ウウン大丈夫。お陰で出来たことがあるから!』
出来たこと?と安室は首を傾げた。
『あっ!安室さん!私用事があったんだった!ちょっと行ってくる!』
「行くってどこへ?!何しに!?」
最初に約束したことを忘れたのかと言わんばかり安室は聞いた。
するとAは笑って答えた。
『伝言!』
その目は___
「(あれ?Aの目って紫だったか?)」
青みの濃い紫だった。
「(い、いや。瞳の色が変わるなどありえはしない。街のネオンのせいだろう。)」
そう、有り得ないのだ。
瞳の色が変わるなど。
化学が主軸のこの世界では。
細胞等が変わったりしたり、まったくの別人なら有り得る。
化け物が入ったことによってAの瞳の色がかわったのだ。
「……とりあえずAを追いかけるか。」
嫌な予感がしたのか安室は小走りでAを追うことにしたのだった。
_______
NOside
「うぅ……?」
リシが唸り声をあげていた。
その細い目がゆっくり、ゆっくり開かれ、コナンを視界にとらえた。
「…お前は一体、何者なんだ…?ただの子供じゃないだろ…?」
痛みで体を動かせないようだ。
コナンはポケットからメガネを取り出してかけた。
その後コナンは真っすぐにリシを見据えて言った。
「江戸川コナン。探偵さ」
『……リシ。』
「Aちゃん?」
体がどれだけ痛くてもAのことはすぐに反応するらしい。
誰かこいつに飛び蹴りをかましてやって欲しいものだ。
作者です。化け物の正体は一体……?な話です。これが書きたいために1シリーズ目から化け物を出してきました。
当初は真っ赤にする予定だったんですけどさすがにな〜ってところAの本名が紫園じゃんってなって紫色にしました(安直)。
姿が変わるわったらもう魔法少女(?)なので瞳を変えることでメリハリを付けることにしました〜。
嫌な方いるかもしれませんがご容赦ください……
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チョコミント(プロフ) - 露里唄さん» コメントありがとうございます。これで腹筋が鍛えられますね(?)それにしても夢主しか見えないので生き地獄でしかありませんね😂 (2023年2月11日 9時) (レス) @page44 id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - 更新お疲れ様です。同期組のボケ、ツッコミ、合いの手……面白くって腹筋が痛いですwww見えない人達の前だから反応出来ない夢主ちゃん大変ですね😂 (2023年2月10日 21時) (レス) @page44 id: ed5a0d137f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - 露里唄さん» お気遣いありがとうございます。(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)楽しみにしていただけるなんて光栄です。寒暖差が激しいので露里唄様もお気をつけください。 (2023年2月10日 12時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
露里唄(プロフ) - 更新有難うございます。赤井さんが夢主ちゃんとスコッチの関係を探る回、どんな話になるか想像が出来なくて楽しみです。体調にはお気を付け下さい。 (2023年2月9日 21時) (レス) @page43 id: ed5a0d137f (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント(プロフ) - 鈴桜(元シオン)さん» コメントいつもありがとうございます!夢主にはせっかくなので活躍してもらおうとおもいます!! (2023年2月8日 8時) (レス) id: 5f4119665c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコミントゼリー | 作成日時:2023年1月10日 19時