夢を諦めた少女＿ (ページ8)

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7話ページ8

※Aちゃん目線に戻ります

潔にいきなり昼ご飯に誘われ理由を聞くと「可愛いから」と言われナンパみたいでキモイなと思った

正直誘われた時は断ろうと思ったけど、潔の事少し気になってたしOKした

理由は今までの試合を見て潔だけは面白かったから

選手を見るといつも思う”何故必死になるのか”
どうしてこんなにくだらない事に必死になるのか理解できない

試合を見てても予想通りの結果に予想通りの動き
見ててすごくつまらない

でも_潔だけは違った

一次選考の時底辺のチームだったからどうせ雑魚だろうなと思っていたけどそれは違ったみたい

試合中にいきなり覚醒するし、二次選考に入って毎回私の予想が外れる動きをする

見てて飽きないしこういう人は案外好き

.

潔「よかったら、また一緒に食べよ」

昼食を食べ終え潔と別れる間際にそう言われた

『うん、いいよ』

私がそう言うと潔は嬉しそうな顔をした

潔「それじゃ」

潔がそう言い帰ろうとした時

『…待って』

潔「？」

言い忘れてたことがあった_

『次の試合頑張って』
『潔には最後までブルーロックに残っていて欲しい』

そう言うと潔はポカンとした

『じゃあね』

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午後の仕事も順調に進んでいる中私は思い出した

そういえば昨日玲王に話したいって言われたな

21時に食堂に待ち合わせをすることになってたからそれまでには仕事終わらせよ

そう思い廊下を歩いているとパンツが落ちてた

『…』

選手が身につけている物はほとんどがブルーロックの物

そのため全て同じだから誰の物か分からなくならないように名前が書いてある…と思うんだけど

そう思いなが誰のか確認するためにパンツを拾った

運良く名前が書いていた

『…凪誠士郎』

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