2話 ページ3
そんな事を思い出しながら食堂に入るか迷っていた
『入るか…』
早く食べたいと思い私は食堂に入った
入口に背を向け座っていた2人は気づかなかったがもう2人は私に気づき
「え、お、女の子?」
少しおどおどした感じの人に
「オシャだな」
オシャという謎の言葉を使う人
入口に背を向けていた2人も後ろを振り返った
だが私は気にせず機械の元にいきQRコードをかざしてご飯が出てくるのを待った
直ぐにお盆に乗った食事が出てきて近くの椅子に座って食べ始めた
今日はカレーか美味しそう…
あ、タバスコかけよ
私は辛い物が好きなため大抵のものにタバスコか七味をかける
「ねぇねぇ!」
食べている最中声をかけられたが無視をして食べ続けた
「あれ、聞こえてないのかな…」
「おーい!!!」
次は物凄い大きな声で「おーい」と言ってきた
だが、それも無視
「うるせぇよおかっぱ」
「だって聞こえてないみたいだし」
「いや、多分…無視されてるだけだと…」
おどおどした人がそう言うとおかっぱと呼ばれている人は席を立って私の方に来た
『…』
あいつが「無視されてる」とか言わなかったらこっちに来なかったかもしないのに…と思いながらおどおどしてる奴を睨みつけた
「ひぇ…」
「おーい、聞こえてるでしょ〜?」
そう言いおかっぱは私の隣の席に座った
『誰お前』
私はそう冷たく言い放ってもおかっぱはニコニコしたままだった
蜂楽「蜂楽 廻!よろしくマネちゃん♪」
自己紹介を無視すると横から抱きつかれたためおかっぱの方に目線を向けた
『ちょ、』
蜂楽「あ、やっとこっち見た!」
おかっぱは嬉しそうに目を輝かせニコッとした
蜂楽「名前なんて言うの?」
名前を聞かれたが今後関わることもないし教える必要はないと思い無視した
蜂楽「名前おーしーえーてー!」
『うるさい…』
耳元で大きな声で出され睨んだ
蜂楽「名前は?」
『…帝襟』
仕方なく答えるとおかっぱは少しムスッとした
蜂楽「苗字だけじゃなくてさ、下の名前も!」
『苗字だけでいいでしょ』
蜂楽「えー…下の名前で呼びたいのに」
そう言いシュンとした
『気安く名前で呼んで欲しくないから教えないの』
蜂楽「言いじゃん♪仲良くしようよ」
笑顔でそう言うおかっぱに対し冷たい目で言い放った
『私グイグイ来るやつ無理』
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楓華(プロフ) - まつぼっくりさん» ありがとうございます! (2023年4月15日 19時) (レス) id: 7ecb583e1a (このIDを非表示/違反報告)
まつぼっくり(プロフ) - ハッコノサクヒンオモロイデス!更新応援してます! (2023年4月15日 19時) (レス) @page8 id: af73d329dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ai | 作成日時:2023年4月12日 0時