【歌い手】最期まで歌いたい。

15話 自分の意思 ページ16

ーカランコロン


「お客さん、まだ開店時間じゃn・・・・・おう、Aか」

A「うん。
今日も一昨日の人達来るんだけど、その前に話すことってさ」


昨日はぐっすり眠れたよ。
今日の朝は大変だったけど・・・！











































A『ん、ふわぁ〜・・・。ん？』


え、先生？なんで先生がイスに座って寝てるの？あ、薬届けてくれたんだ。今日は優しいな〜！


A『ん？あれ・・・・？

“これ薬な。ちゃんと飲まねーとキスだからな〜ww
ps.寝顔可愛かったぞ”って！』


あの先生最悪だ。一瞬でも優しいと思った僕がバカだった。あの人絶対ドSだな((確信


A『せんせー起きろぉっ！！』

『んあ？いきなり大声出すなよ、A』

A『知らない間に部屋に入って来て、何言ってるんですか！？早く出て行ってよ！』


ホント馬鹿なの、この先生。もう呆れてきたよ


『なんでだ？』

A『着替えるからですよ！』

『・・・・・俺が着替えさせてやろーか？((ニヤ』

A「っ！？//////バカなんですか？バカなんですね！？』


あーもう、この人をどうにかしてくれ 切実に


『ははっ、冗談だろ？いちいち反応して可愛いな、お前((ぽんっ』


いや、そこで頭に手のせるとか反則だろ、おい。


A『もう、とりあえず出てけ〜っ！』

































































「で、話ってなんだ？」

A「僕、退院出来たんだ！」

「お、本当か！？」

A「嘘ついてどうするんだよ((クスっ」


あ？なんでこの人に教えるかって？
そりゃー、お父さんだから 当然だろ？まぁ、育ての親だけどな


「でも、それだけじゃないんだろ？」

A「・・・・・今から来る人達と、シェアハウス するの」


何も言ってないからね、ビックリするよね。でも、僕が決めたんだ。突き通すよ！


「・・・・・良かったよ((微笑み」

A「・・・・・・・へ？」

「お前さ、“あれ”以来、自分から何かしたいって言わなくなっただろ？
だから、なにかやりたいことが見つかって、嬉しいんだよ！」

「！・・・・・うんっ！」


お父さんの一言目には驚いたけど、賛成してくれたのは素直に嬉しいな。


ーカランコロンッ


いつものお店の鐘も、弾んだように聞こえた。

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