33.そういえば ページ33
『･･･あ、』
「流星レッド、守沢千秋！」
休日、学校に用事があり済ませた後。
運動がてら近くを散歩していれば、聞きなれた声が耳に届く。
そっか、流星隊って公園でヒーローショウしてんだっけか？
「流星イエロー、仙石忍･･･！」
「「わぁああ！！」」
彼らから俺が見えるか見えないか、少し遠くの方でショウを見ていた。
意外と子どもいるし人気あるんだなぁ･･･。まぁ子どもは皆こういうの好きってのもあるだろうけど。
アイドルだからか、ちらほら女子もいるし。
「流星隊の応援ありがとうな！」
また会おう、と1番最後に捌けていく守沢くんに拍手を送って帰ろうとすれば、先に捌けて着替えを終えていた仙石くんに声を掛けられる。
『おっと、どうした？』
「こっ、これは拙者だけじゃなく、っみんなの、願いであるからしてっ！」
『待て待て、落ち着けよ。ほい、深呼吸』
吃っている彼の目線までしゃがみ、ゆっくり背中を撫でてやれば、そいつは素直に深呼吸して落ち着いた。
そう言えばコイツから話してくれるなんて初めてだな。俺から喋りかけても、大抵高峯くんの背中に隠れて答えてくれないし。
待てよ、俺怖いのか嫌われてる！？
『落ち着いたか？』
「もう大丈夫でござる！」
『良かったよ』
「忍くん？」
「鉄虎くん！」
こっちに気付いて駆けてきた南雲くんと、ゆっくり歩いてくる高峯くん。
1年仲いいよなぁ、羨ましいや。
「チッス、事務員さん！」
『おー南雲くん、見てたぞ〜』
「見えてましたし」
『マジかよ』
サラッと言った高峯くんの言葉が聞こえて、軽く頭を項垂れる。
って事は3年2人も気付いてたってことだよな･･･。まぁ別にいいんだけど。
『お疲れさん』
「とりあえずこっち来たらどうっスか？」
『俺が行っていいの？』
「もちろんでござる！」
『じゃー行くかな』
流星隊の他2人がいるらしい場所へと足を運んだ。
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零音(プロフ) - 不眠猫さん» 申し訳ありませんでした。訂正いたしましたのでご確認お願いします。ご指摘ありがとうございました。 (2018年3月11日 15時) (
レス) id: 86bc35ccfa (このIDを非表示/違反報告)
不眠猫(プロフ) - に〜ちゃんの苗字は[仁兎]です (2018年3月9日 23時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆたん | 作成日時：2018年3月2日 22時
