2.思ってもみないこと ページ2
『それで、お前らTrickstarは今日レッスン無いのか？』
「うん、今日はないよ〜！」
「久々のオフだよね〜！
最近はレッスン詰めだったから！」
『それにしちゃお前ら元気だな』
あはは なんて苦笑いじみた笑みを浮かべれば、じっちゃんはここの掃除してたんでしょ〜？と聞かれる。
いやだからじっちゃん呼び･･･って言っても明星くんは聞かないよな。
『あー、うんそうだよ。
用務員だからなぁ』
「･･･そう言えばなんですけど、用務員さんの名前ってなんですか？」
『あれ俺、遊木くんに言ってなかったか』
いい子には言ってるはずなんだけどなぁ。
あ、いや、明星くんがいい子じゃないって訳じゃなくってだな！
明星くんに名前教えたら単純にうるさそうだなって(失礼)
『俺の名前は
「つ、づき？」
『そー、珍しいけど芸名とかじゃないからなー』
「じゃあヅッキーだ！」
『ズッキーニみたいだな、それ』
ふはっ、と明星くんの渾名に耐えきれず吹き出してしまえば、二人は固まって俺を凝視する。
え！？何でふたりしてこっち見てんだ？
吹き出したの悪かったか！？
『わ、悪い吹き出して･･･？』
「ち、違います！」
「ヅッキー笑うとイケメンだね！！」
『は、』
ニカッと笑いかけてきた明星くん。
おっと、まさかのアイドルからイケメンって言われるなんて思ってもみないじゃないか畜生。
「あれ、ヅッキー照れてる？」
『くっそ明星ｸﾝ、ニヤニヤすんな！』
「ヅッキー照れてる照れてる〜！」
「あはは」
『遊木くんも笑うな！』
「ご、ごめんなさい」
『はぁ、最近の高校生怖い』
明星くんと遊木くんにひとしきり笑われて、恥ずかしさからくる熱を覚まそうと掃除に集中した。
「じゃあねヅッキー！」
「都築さん、また明日！」
『おう、またな！』
すっかり顔の熱が引いた所で、遊木くん達は帰ると言うので笑って見送った。
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零音(プロフ) - 不眠猫さん» 申し訳ありませんでした。訂正いたしましたのでご確認お願いします。ご指摘ありがとうございました。 (2018年3月11日 15時) (
レス) id: 86bc35ccfa (このIDを非表示/違反報告)
不眠猫(プロフ) - に〜ちゃんの苗字は[仁兎]です (2018年3月9日 23時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆたん | 作成日時：2018年3月2日 22時
