非日常？？Part2

非日常80日目 ページ30

『チョンジョングク、寝ないの？』





JK『…Aを待ってたの』





『なんで？』






JK『A一緒に寝る』







『あ、そっか…』






JK『……行こう』






見た目とは違う、ガシッとした手のひらが私の手にするりと滑り込む






その早さに、呆気に取られるまもなく引っ張られ、階段を登らされた






なんか、不機嫌だったりする？







『怒ってるの？』






JK『…別に……』





『怒ってるんじゃん』





JK『…』






急に黙り込む






『私なんかした？』





JK『…』






『言ってくれなきゃわかんないんだけど…』






JK『ぎゅうした』






『は？』







JK『俺意外とぎゅーしたじゃん！』






『は…あ？』






確かにしたけども…





最後だしいいじゃん！






『じゃあチョンジョングクもする？』






ほれ。と手を広げるも、これまた見事に眉間に皺を寄せた






『今度は何…』






JK『A……もう忘れたでしょ』







『？』








JK『もう忘れちゃったんでしょ！？』







『な、何を……』







JK『…ｯ！？もういいよ…』







一瞬寂しそうな顔をして、今度は怒った顔をして






最後に一言、1人で寝るといって階段を勢いよく駆け上がって行った






『…なんなんだ一体……』







結局、またももやもやしながら寝ることに。







……もやもや？







なんか前もどっかで…







あっ…







今日だ。チョンジョングクに好きって言われて…もやもやしながら起きたんだ…







瞬時に赤くなる顔。どうすればいいか本当に悩んだのに







あんなに気にしてたのにもう忘れてたなんて…







好きだって言ったことを忘れられるなんて悲しいに決まってる







最悪だ…酷いことをしてしまった…








明日、みんなが帰る前に謝ろう

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