非日常？？

非日常15日目 ページ15

「セェェェェェフッ！！！」


SN「久しぶりにギリギリだね」


「朝から色々あってさ…」


SN「いろいろ？」





ケータイを触る指を止めた





「天使級の可愛さのうさぎが隣で寝てるわ、ライオンが叫び出すわ…」





ほんとに疲れた…


朝から the非日常 って感じ





大きくため息を付けば、真顔&無言だったサナが鼻で笑った





SN「うん。あんたの家庭事情を疑うけど面倒くさそうだからあえてスルーしとくね」



ﾃｨｰﾁｬｰ「席つけー。朝礼はじめんぞ〜」








─────────







＿ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ






ﾃｨｰﾁｬｰ「はい。今日はここまで。宿題やってこいよ」


「んぁぁぁぁ。やり切った。4時間やりきったぞ私は」


SN「あんた寝てただけじゃん」


「るせ。耳は聞こえてたわ」






奇跡的にさなと前後の席の私


お弁当を持って後ろを振り返る






SN「あれ、お弁当いつもと違う？」


「あぁ…違うかも」


SN「新しいの買ったの？」


「さぁ？でもばぁちゃんもこんなのかってないと思うけど…」


SN「てかそれ誰作ったの？」


「……えと、」






ここでキムソクジンなんて言ったら私の人生が終わる


だからといってばぁちゃんでも無いし






「……知り合い？」


SN「なんで疑問系？朝っぱらから知り合いが作ったの？」


「う、うん！優しい人なんだよ」






実際神かと思ったし





SN「え。すご。タコさんウィンナー入ってる笑 あ、カニもいるよ笑 これ卵焼きハート？」


「え！？」


SN「ご飯も鮭で星じゃん笑 すごいね笑」





勝手に開けるなサナよ


でもこのお弁当…女子力高っ！！！


キムソクジンすげーな……





SN「あ、手紙。韓国語…？」


「ちょっ！！サナ！！」


SN「ごめんごめん、韓国人の人なの？」


「まぁ…うん、」


SN「なんて書いてあるの？」






『Aへ

お弁当食べてくれた？
美味しいって思ってくれたら嬉しいな！

学校頑張れ！

オッパは応援してるからね


ソクジニオッパより』







「ふふっ」


SN「え？なに？今なんて言ったの？」


「言わなーい」


SN「私が韓国語読めないからって…」


「私の特権だもん」




















タコさんウィンナーも、カニさんウィンナーも。



ハートの卵焼きも、星の鮭も全部








美味しかったよソクジニオッパ、




また作ってね

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