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eight ページ8

「げほっ、げほげほ」


「はい水」


「ありがと」






勢いよくむせた横山くんに水を差し出す







「俺に聞くか…?」


「おん」


「まぁ、でも、せやな、うーん」








ラストオーダーですの声が降ってきた


小さく頷いて横山くんの言葉を待つ







「よぉ聞くんは、普通に女の人がそーゆーことが好きやとか…」


「なんか忘れたいことがある時とか」


「忘れたい時…」


「あるやん、元カレ忘れられないみたいなやつ」








届いた柚子シャーベットとバニラアイス


柚子シャーベットを一口食べて、横山くんの方に差し出す


横山くんも当たり前のようにバニラアイスを俺の方に押し出す







「ん、俺バニラアイスのが好きやな」


「ほんま?俺柚子シャーベットのが好きやわ。交換するか?」


「する!」









もう一欠片バニラアイスを口に運ぶ


ん。うまい










「昨日なんかあったん?大倉が振り回されるん珍しいやん」


「いや、まぁ抱いてんけど」


「っ//…おん」


「帰れっていうてんのに帰らへんねん。俺がダメやったら違うやつんとこ行こうとして」


「そなら他の男んとこ行かせたらよかったやん」


「…嫌やった」


「…ほぉ…」








興味ありげな目をチラつかせて頬杖をついた



絶対面白がってるやん…



なんなんすぐ照れるくせに









「ほなそれ、その…その人に付けられたんか?」


「…それ?」


「いや、鎖骨のとこの…その…き、キスマ…//」










自分のスマホを内カメにして鎖骨を見る


くっきり残ってる跡






全然気付かへんかった…


いつ付けたん?


酒飲み過ぎて意識吹っ飛んでたわけやないし


そもそも俺の記憶が正しければあいつ俺にキスしたりせぇへんかったやん


手を握ったのも俺から


Aの腕を自分の首に回したのも俺から







寝た後か…?








「知らんかった…」


「俺がどうこう言えることやないけど、ちゃんとした子にしぃや」


「大倉良い奴やねんから騙されそうで怖いねん」



「……」













結局その日は横山くんが全部奢ってくれて、店を後にした




家に帰って缶ビールを1本飲んで、風呂入らないでソファに寝転がる













首元の赤い跡を指でなぞって




ため息と同時に目を閉じた

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しろ(プロフ) - スマホの画面の前で百面相してます((、とっっても面白いです!!!更新楽しみにしてます!!!久々に胸がギューってなる感覚に襲われてます!!!!ありがとうございます!!!!! (2019年8月4日 1時) (レス) id: 2553ba5fcd (このIDを非表示/違反報告)
応援人(プロフ) - おおお!!面白い方向に向かっている!!頑張ってください! (2019年6月1日 22時) (レス) id: 88d2144e7b (このIDを非表示/違反報告)
碧結(プロフ) - 応援人さん» コメントありがとうございます!!面白いと言われるとなんだか照れくさいですね笑 これからも楽しんで貰えるよう頑張ります!!よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年5月26日 0時) (レス) id: e413d80d5c (このIDを非表示/違反報告)
応援人(プロフ) - 面白いです!わたしは基本的に自分の名前が出てくる小説は読まない派だったけれど、この小説…どんどん進みます!面白い!面白い!面白いです(大事なことなので3回言いました) (2019年5月25日 18時) (レス) id: 88d2144e7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧結 | 作成日時:2019年5月21日 12時

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