君トミタカガヤキ《JW》 (ページ9)

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望「そ…、ははっ………連れて……」

ん、何かうるさい。

そう思って目を開けると、まさかの室内。

俺、いつ中に来たん…

しかも、めちゃめちゃちゃんと寝かせられてるし。

頭から足先まで全てが座布団に乗っかっているし、なんなら頭の下は2枚。

うん、よく寝た。

『のぞむ〜…』

望「あ、流星起きたわ…おはよ、酔い覚めた？」

『ん…何で、中…』

望「あー…Aおるやん？あいつが用意してくれて」

『え、Aいんの？』

望「流星が俺の肩でぐっすり寝てたときに来ましたけど」

『あ、ごめん、重かったやろ』

それもそうやけど、A…

望「それはええけど。んで、Aが来たときに俺らを見て、中で流星寝かせるー？って」

相変わらず優しいよなぁ、なんて言いながら皆がいる方を見る。

望「あと20分くらいで一次会はお開きらしいけど…戻る？」

『ん、戻る。ありがと。』

俺が連れて帰らなあかんかと思ったわ〜、と言いながら、望は自分がもともといた卓に戻って行った。

俺はどうしよ…あ、あいつは…

「あ、藤井、大丈夫そう？」

よかった、いた。

心配する声に吸い寄せられるように、2つ先の卓に向かった。