君トミタカガヤキ《JW》 (ページ8)

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story2￤覚えてるよ、ちゃんと￤Ryusei.F ページ8

_______久しぶり！元気だった？

そんな声が飛び交う、同窓会。

もう皆いい大人なのに、テンションは高校生に逆戻り。

お酒なんて長らく飲んでいなかったせいか、若干足元がふらついた。

隣りにいた親友のスーツの袖をくいっと引っ張ると、心配そうな顔。

望「流星酔っ払うん珍しいやん。大丈夫？」

『最近、飲んでなかったから』

望「ちょ、一旦出よ？ここ座らんよ」

腕を引かれてベンチに座ると、冷たい空気が頬に当たる。

望「これ飲める？」

どこかに行ってしまったと思っていたら、手には少し汗をかいたペットボトル。

『のめる、ありがと』

ゆるく背中を撫でてくれる望の肩に体重を預ける。

重た、なんて言いつつもそのまま撫でてくれる、優しいやつ。

ん、眠い、やばい…

さすがに寝たら迷惑かけると思って、必死に意識を保っていると、聞いたことあるような声がした。

…けど、もうむり、ねむい。