君トミタカガヤキ《JW》 (ページ5)

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「おかえり」

へ、いま、おかえりって…

「ふっ、顔やば。おもしろいんだけど(笑)」

『え、ちょ…はぁ？』

いつ来た？何でおるん？俺ら別れたんよな？

聞きたいことは山ほどあるのに、それがすっと言葉にならない。

そんな俺を見て、お腹抱えて笑うA。

「とりあえずカバン置いたり着替えたりしてきたら？その中に冷やしときたいやつある？」

そう言う彼女の指さす先は、さっきコンビニで買ったものが詰められたビニール袋。

『んぁ、あー、ええわ。自分でやる、ありがとう』

さすがに “A選抜夜食リスト” を再現して食べてるって、やばい元カレにも程がある。

そんなかっこ悪い俺、見せたないし。

…付き合ってるときも大してかっこいいところ見せれたわけちゃうけど。

とりあえず、バレないようにささっと冷蔵庫に入れればええか。

「夜ご飯食べた？」

『んー、食べてないけど今日はええわ』

…あれ、野菜スティック、明日までもつやつ取ったっけ？