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◯ ページ13
「いや、なんでも…」
望「え？俺、なんか変なこと言った？」
「ちがくて…」
『A、言わな分からんよ？』
「いや、その、楽しかったなぁって、高校生の…」
”流星のこと、好きだったとき”
その言葉を聞いて、顔がぼわっと熱くなる。
俺とA、おそろいの真っ赤なほっぺ。
望は慌てたように俺らから離れ、2つ隣の卓に混じっていく。
「、、、なんか言ってよ」
はっとAの顔を見ると、涙をごしごし拭っていて、反射でその手を掴んだ。
『赤くなるから』
親指で優しく頬を撫でる。
そして、伝える。
”俺も、好きだった、そのとき。今もやけど。”
ついに聞こえた、おひらきの声。
同級生の群れから離れるほどに近くなるAの肩。
そっと手を繋いだ23時の裏路地は、隣の大通りの街灯の光をかりて、ぼんやりと俺らを包んだ。
story2��覚えてるよ、ちゃんと��Ryusei.F
fin
続く
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作者名：yun. | 作成日時：2022年8月13日 0時
