／１２「勘違い」 ページ14
草「覚えたか？」
あ「はい！えっと、赤城さん。坂東さん。千歳さん。出羽さん。エリックさん。藤島さん。鎌本さん。八田。…八「おい」……八田、サン。十束さん。草薙さん」
千「おっ、あってるあってる」
あ「紅一点の、アンナ」
櫛「うん」
コクコクと頷くアンナ。可愛さ全開だ
十「キングは、夕飯頃には起きてくると思うよ。だから、そろそろ…」
ゴンッ…ゴンッ……
十「ほらね」
階段から靴音を響かせて降りてきたのは、眠そうな顔した吠舞羅の、赤の王様。周防尊が、タイミング良く現れた
「「「「ちぃーすっ！！！」」」」
草「おはよーさん」
周「……あぁ。……？誰だそいつ」
金の少しくすんだ色の瞳が、私を捉えた
十「この子はA。少し訳ありで、吠舞羅に居ることになったんだ。A、この人がキング…じゃなくて、周防尊。赤の王だよ」
スツールから降りて、少し顔を上げる
あ「初めまして、月下Aです。お世話に…な、り……ま…す……！？」
首が痛くなるぐらいまで見上げないと、顔が見えないくらい近くに来た周防さん。唐突なことに、頬が引き攣った
あ「あ、の…？」
わしゃっと頭を軽く掴まれる
草「待っ…！尊止まれ！その子は」
周「あ？」
ボウッと目の前が赤くなった
周防side
その見たことのない男の頭に手を置いた。何時ものようにやろうと思ったが、俺はどうやら勘違いをしていたらしい
周「っ……！」
急に視界が白くなった。いや、白い空間に俺は立っていた。目の前には大きな石と、その向こうにさっきの男が立っている
周「……テメーの目的はなんだ」
あ「……！」
そいつは驚いたような顔をしたが、直ぐにふっと笑った
あ「私は吠舞羅を守るためにここに来た」
周「……そうか」
良く分からねぇが、変な奴だとは思った。一つ瞬きをすれば、白い空間はなく、元の場所に戻っていた
Aside
十「あちゃー…」
周「…………悪ぃ…」
草「まあ、燃やされんで良かったわ」
…………はい？
じわじわと少し熱い右手甲に、見覚えのある徴が浮かんでいた
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雪 - これすっごく面白いです！続きが気になりますです！今は更新停止？してますが、楽しみにしてますので更新頑張ってくださいです！(*´∀｀*) (2018年2月16日 17時) (
レス) id: aec3587ece (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張って下さい！ (2017年8月24日 21時) (レス) id: 771b771cba (このIDを非表示/違反報告)
遊 - とても面白くて続きが気になります〜！！！応援してます！！ (2017年3月21日 3時) (レス) id: 48d85b23ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠りん
| 作成日時：2017年3月5日 17時
