Too late...？【亜×涼】

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「……違う、亜嵐が思ってるようなことは涼太くんとは何もないよ」





亜「……じゃあ、なんでこそこそしてんだよっ！！！」





亜嵐がいきなり、怒鳴り声をあげて、私は後ずさった。





怖い。





怖いよ。





カナデ先輩のことを思い出して、少し震えそうになった。




でも、私だって、亜嵐に聞きたいことあるんだよ……？




そこで、私の中の何かが切れた音もした。





「……じゃあ、亜嵐は？」





亜「はあ？」





「亜嵐だって、女の人とキスしてた……」





亜「……え？」





「見たの、私っ……」





亜「違う、それは」





「何が違うの……？」






私はそう言って、亜嵐を見つめた。





私、すごくショックだったの、その光景を目の当たりにしたことが。





でも、亜嵐も私と涼太くんの仲を疑ってたんだね。





お互い、信じられない仲になってるんだ、私たち。









***









亜嵐side





あれ、見られてたのかよ、Aに。





亜「違うから、本当に。





モデルの友達だし、あっちも彼氏いるし。







……だから、涼太と？






仕返し？






Aが思ってるようなことは何もねえし、正直、Aの方が隠してることたくさんあんじゃねえの？」






これは、逆ギレになっちまってるって分かってる。





それに、涼太が何か知ってるだけで、きっとAと関係があるわけでもねえんだろう。とも、思ってる。

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