Too late...？【亜×涼】

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亜嵐side





「あと、30分で上がりだから！」





待っててね、と向日葵のような笑顔で、笑うA。





うん、待ってる！





ニヤける口を手で押さえながら、奥のテーブル席に行った。





ミキ「白濱さん、幸せそうですね笑」





Aの友達のミキちゃんがそう言って笑った。





亜「いやー、幸せ笑」





ミキ「A、最近白濱さんに会えなくて寂しそうにしてたんですよ？笑」





亜「まじで！





めっちゃ、嬉しいんだけど！」





俺に会えなくって寂しいとか、めっちゃ可愛いじゃんか。





実は、今日その事について話そうと思ってね？





同棲しないかって。





なかなか会う時間取れないし、だったら、一緒に暮らして、顔だけでも見たいって思ったんだ。





だって、離れたくねえもん。





同じ家に帰る方が、いいな、って思ったんだよ。





カウンターで笑顔で接客するAをぼーっと見つめる。




たまに目が合うと微笑んでくれるんだ。





その度に好きが溢れるんだ。





本当に、好きだ。





それから、しばらくして、裏で着替えて戻ってきたA。





「お待たせ笑」





亜「A、寂しかったんだって？笑。





ミキちゃんに聞いた笑」





「うわ、もうミキ、すぐ亜嵐にしゃべっちゃう笑」





Aはそう言って恥ずかしそうにはにかんだ。





そんなAを頬杖をつきながら見つめる。





亜「今日は何作ってくれるー？笑」





「亜嵐とこ何もないでしょ？




買い物行こうか！」





Aはそう言って笑った。





ミキ「ちょっとー、ここでいちゃいちゃしてないで、早く行けー笑」





ミキちゃんがしっしっと左手で俺たちに早く行けとジェスチャーをする。





「今日ね、ミキも彼氏さんのお迎えなんだって笑。





だから、恥ずかしいんだよ笑」





ミキ「ちょっと！





仕返しかい！笑」





そう言っているミキちゃんに手を振ると、亜嵐、行こっと俺の手を引くA。





いつまでも、こんな時間が続けばいいと思った。

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