39話 ページ41
夜空side
俺達は夕飯を食べ終わったので、ゆっくりと過ごしていた。
さっき俺が泣いてからも先生は普通に、何も無かったかのように接してくれて助かった。
なんか言われたら恥ずか死ぬところだったからな。
「ねぇ、相浦〜。今日泊まらないって言ってたけどお風呂入る？」
先生は脱衣所に続くドアから顔をぴょこっと出して俺に聞いてきた。
確かにさっき泣いて目も晴れてるだろうし、ちょっと暑かったから入りたいけど。
「ん、やめとく･･･風邪ひきたくないし。」
「そっか、だよね。相浦、髪乾かすの面倒くさがるしそのまま帰っちゃうと風邪ひくよね。」
先生はふふ、と俺を見ながら笑う。
なんでそこまで俺のこと知ってるんだと思いつつもつられて笑った。
「じゃ、僕は相浦が帰ってからお風呂入ろうかな〜･･･今はこの時間大事にしたいし。」
そう言いながら、先生は俺の頭をポンと撫でてキッチンに向かって行った。
まだアイツ何か食べる気なのか･･･？と思ったけど違うようだ。
「相浦何か飲む？コーヒーかココアかお茶ぐらいしかないけど何がいい？」
「あ、じゃあココア。」
俺がそう言うと、先生はまたニヤニヤ笑い始めた。何がそんなにおかしいんだ。
「･･･何ニヤついてんだよ気持ち悪ぃ。」
「え？だって、ココア選ぶだなんて子供っぽくて可愛いなって･･･って！痛い！ごめんってば〜！わざわざこっちまで来て叩かないでよ〜！こぼしちゃうって！」
「また子供扱いしやがって！いい！俺コーヒー飲むから！貸せ！」
俺は先生からコーヒーの粉が入っている大きめのビンを奪い取り、それをコップにぶち込む。
インスタントのコーヒーなんて普段飲まないから分量分からないけど。
えい、入れちまえ。
「うわっ！ちょっ、粉入れすぎだよ！」
「うるせぇ、これが普段の量なんだよ！」
「いや違うでしょ、いつも紙パックのいちごミルク飲んでるの僕知ってるんだから！」
先生の言葉をガン無視してコップにお湯を注ぐ。そして1口飲んでみた。
「げっ、苦･･･っ」
「ほら、だから言ったのに･･･ちょっと待ってて。今からココア入れるからね。」
先生はそう言いながら困ったように笑って、俺にココアを出してくれた。
俺はそれを急いで受け取りがぶ飲みしようとしたが熱くて舌を火傷してしまった。
「うわっ、あちっ！」
「もうっ、慌てすぎだよ〜」
「うるせぇ！･･･？」
俺が言い返そうと先生の方を振り向くと意外と距離が近くて、口と口が触れ合った。
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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優桃(プロフ) - 綾さん» 初めまして、コメントありがとうございます。こちらこそ、読んでくださって嬉しい限りです(*^_^*)これからも更新頑張りますのでよろしくお願いします。 (2017年9月17日 11時) (
レス) id: ac3cfbc466 (このIDを非表示/違反報告)
綾 - とてもおもしろかったです。素敵なお話ありがとうございます！更新頑張ってください！ (2017年9月14日 21時) (レス) id: 9b5a4fb179 (このIDを非表示/違反報告)
優桃(プロフ) - あんみつクラゲさん» わざわざ読んでくださり、コメントまで本当に嬉しいです。ありがとうございます(*^^*)更新頑張ります！ (2017年8月22日 17時) (レス) id: 18d71c1466 (このIDを非表示/違反報告)
あんみつクラゲ(プロフ) - イベントご参加ありがとうございます。とても素敵なお話でした(*‘ω‘ *) 評価の方もさせていただきました。これからも更新頑張ってくださいね！ (2017年8月22日 15時) (レス) id: 0081b71d8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優桃 | 作成日時：2017年8月21日 14時
