干物がーる【あほの坂田】

干物 21 ページ27

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「あー久しぶりやー！」

みなさんこんにちは。本日はですね、いつもと場所は変わって私とさかちゃんの故郷である兵庫県にやって来ていた。

しかし、何故このお盆でもなんでもない7月の頭にここへ訪れたのか。それにはちゃんとした理由があって…

二ヶ月ほど前、つまり私がこっちに越してきてまだあまり経っていない頃に届いた一通の葉書が届いた。

内容はと言うと、私の一番の親友であるけいちやんが結婚式を挙げるというもので。
結婚したということは向こうにいた時直ぐに報告を受けていたから、この葉書が送られてくるのも時間の問題だった。

一方のさかちゃんはというと、けいちゃんの結婚相手であるのぶっちゃんがさかちゃんと未だに付き合いのある友達であり、その関係で葉書が届いたのだと。
で、私の部屋に来た時にたまたま私宛の葉書を見かけて、まあそういうことなら一緒に行くかって流れで今に至る。

私は今回のけいちゃんの結婚式の為に仕事をさっさこなして、本日金曜から休みを頂いている。珍しい三連休というわけ。
付け加えれば、念のためにと思い月曜日も午前休出てきたから、今回の帰省は割とゆっくり出来そうである。

とはいえ休みは休み。

「さかちゃん」
「ん？」
「お父さんに夜迎え頼んだからそれまで買い物付き合って。」
「え、荷物」
「預ければいいでしょ。明日用のいい感じの見つかればこの上ないし。」

と、いうことで二人の買い物デート(棒)が始まったのである。

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