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貴「お忙しい中、ありがとうございました。」
迎えに来た親御さんと共に生徒を見送り保健室に戻るとそこには銀さんの姿が。
貴「銀さん、色々とありがとうございました。」
素直にお礼を言ってみると、おー、といつもと変わらないやる気のない返事が来た。
銀「ンなことより飯はいいのか?」
貴「あ、忘れてた!!!」
生徒ちゃんの看病をしていたからね。ご飯のことなんてすっかり忘れていた。
思い出したと同時に底知れない空腹感に襲われた。
仕方ない、もう3時近いのだから。
貴「遅ごはん食べます。」
下手したら夕飯要らないなー、なんて思いながらご飯の元へ
行く前に保険室内にある小さなキッチン的なところに行ってマグカップに冷やしたお茶を注いで銀さんに渡す。
貴「どうせ銀さんの事ですし、水分補給してないでしょう?」
銀「どうせって何だ、どうせって。」
貴「木陰に寝そべって生徒眺めてたんでしょ?どうせ。」
どうやら図星だった用で、
銀「ま、俺まで倒れたら仕事が増えまくりだからな。ありがたくいただくとするか。」
何故かもーーの凄く上から言われた。
だから天パなんだよ、なんて言わないけど。
それから美味しく遅いお昼ご飯を頂いて、忙しい忙しい球技大会は幕を閉じたのだった。
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作者名:みや | 作者ホームページ:https://twitter.com/miyadao_orz?s=06
作成日時:2017年3月29日 15時