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-銀時side-

昼休憩が終わってすぐ、午前と同じようにボケーッと木陰から元気な生徒らの様子を伺っていた時だった。

生「坂田せんせっ!」

息を切らして1人の女子生徒がやって来た。



銀「どうしたー。せんせー、今忙しいから。超忙しいから。」

面倒ごとは御免だからな。テキトーなこと言ってかわそうとしたのだが

生「◯◯ちゃんが、体調悪くてっ...フラフラしてて、」


そんなモン聞かされて放っておくわけにもいかずその生徒の元へ行ってみりゃ、確実に熱中症だと思われる様子で。


銀「歩けるかー?」

聞いても返事が無い。
..結構ヤバイやつでは?

致し方ない。
俺はその生徒を世間で言う"姫抱っこ"をして保健室に向かった。




保健室に連れていけば、見慣れた顔が支給された弁当を頬張ろうとした所で。

状況を察したらしいソイツは生徒をベッドに寝かせるよう言ってきた。
言われた通りベッドに寝かせ、そこからは見学人だった。

下手に手ェ出せねぇしな。
隣のベッドに腰をかけて見ていりゃ、手際よく生徒の体を冷やしていくA。

ちゃんと校内医なんだなー。

昨日も思った気もしなくないこのセリフ。
働いている所を見てりゃ嫌でも思うわな。普段があんなだからよォ。
校内医だっつーのに弱ェ酒飲みくって二日酔いなんて日常茶飯事だからな。


貴「親御さんが迎え、今から来られるそうです。この子、何組か知りません?」

様子が落ち着いたらしく、親にまで連絡を終えていて。

銀「荷物か?そんぐれーやってやらァ。俺じゃそいつの面倒は見れねぇからな。」


それだけ言って一度、俺は保健室を後にした。

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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みや | 作者ホームページ:https://twitter.com/miyadao_orz?s=06  
作成日時:2017年3月29日 15時

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