33ページ目 ページ34
貴「はーい」
玄関の扉を開けた先にいたのは何故か銀さん。
マンションが同じだったこと、自分がお酒が弱いことを知ってからというもの、世でいう「家飲み」というものをする仲にはなっていた。
もちろん、外に飲みに行くこともある訳だけど。
ただ、いずれの場合にしても毎回一言あった。
のに対し今日はなにも言ってなかったし...
貴「どうしたんですか?」
何のようだろうか。
それが頭の中にあった。
銀「ちょっくら頼み事があってよォ。」
貴「頼み事?」
銀「おう。テストの採点、手伝ってくんね?」
...
貴「はああああ!?なんで私が!?というか、今からですか?」
銀さん「おー。明日授業始まるの忘れててよー。見事に手ェつけてねーんだわ。」
貴「そんなこと知りませんよ!自業自得じゃないですか!」
銀「あ、Aに拒否権無ェからなー。」
貴「いやいや、おかしいじゃな「邪魔するぞー」あー!勝手に入らないでくださいよー!」
そう言った時には既に遅く、銀さんは何食わぬ顔をして家に上がり込んでしまっていた。
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みや | 作者ホームページ:https://twitter.com/miyadao_orz?s=06
作成日時:2017年3月29日 15時