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-銀時side-
人の色恋なんてこの世で一番嫌いと言っても過言じゃないのになー。
しかも自分が惚れているような気がする(?)女のなのによぉ。
らしくねえ。
自分の手の内に入れておきたいと思うのに。
ちゃんと話すったって、ヨリ戻すかもしれねーのにな。
あー、らしくねえ。(2回目)
そんな事を考えながら春の夜風にあたる。
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貴「_ぎ______ん.....銀さん!」
銀「おわっ!急に声かけるとかタチわりーぞー」
貴「ずっと呼んでましたけど?」
気づかなかっただけか...
銀「そらーすまねーな。で、落ち着いたのか?」
Aの目はさっきより赤みが増していて、泣いた事がわかった。
貴「まあ、落ち着くところに落ち着いたという感じですね。」
銀「そっか。...後悔してねーか?」
自分から電話をかけるように言ったのにこの質問はおかしい気もしなくはないが...
泣いたとわかっている以上、多少の罪悪感もあるわけで。
聞かずにはいられなかった。
貴「...してないですね!銀さんのおかげでちゃんと話せましたし。ありがとうございます。」
清々しい顔で言った言葉は、迷いがなかった。
銀「礼なんざ言われることした覚えねーよ。ほれ、飲むぞー」
貴「飲みましょー!!!」
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作者名:みや | 作者ホームページ:https://twitter.com/miyadao_orz?s=06
作成日時:2017年3月29日 15時