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銀「人の色恋沙汰に首突っ込んでやってんだ。さっさとかけろ」
貴「無理れす無理れす!」
銀「はーやーくー!」
貴「断固拒否します」
銀「知るか!このままでいいのかよ!」
ううっ...
貴「それは嫌れすけど」
銀「じゃあかけろ。銀さん、席外してやるから」
そう言って本当に外に行ってしまった。
こんなん、かけるしかないじゃん...
腹を括った私はスマホで電話帳を漁り、陵くんに電話をかけた。
プルルルル、プルルルル____
何度かコール音がして、出ないかなー、なんて思い始めた時
向こうから声がした。
陵『もしもし?』
貴「あ、Aらけろ...」
陵『うん、わかってるよw』
そりゃそうだよね、表示されるもんね。
何言ってるんだか...
貴「らよねw」
陵『何、酔ってるね。酒飲んでるの?』
貴「まあ、飲んれたね。酔っては無いけろ」
陵『はいはい。で、どうしたの?』
そうだ、酔ってるとか酔ってないとかはどうでもよくて...
貴「今らいしょうぶ?」
陵『おう、誰かさんに途中退場されたおかげで暇人だよw』
貴「それはほんとごめん」
陵『冗談だって。元はと言えば俺のせいだしな...』
それ言われると何も言えなくなるよ...
だからって黙っているわけにもいかない。
ちゃんと話そう。
貴「さっきは本当にごめんね。一方的に怒って、話ちゃんと出来なくて。」
陵『大丈夫。』
貴「それで、ちゃんと話したくて電話したんらけろ。」
陵『うん。俺はさっき言った通り、やり直したい。2度とやらない。Aさえよければだけど...』
声がだんだん小さくなっていって、陵くんもちゃんと向き合ってくれてるんだって。
ならさ、
自分はどうしたいんだろう。
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作者名:みや | 作者ホームページ:https://twitter.com/miyadao_orz?s=06
作成日時:2017年3月29日 15時