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-銀時side-
来たのは家からわりかし近い、俺にとってはおなじみの飲み屋。
ここには結構世話になってる。
しょっちゅう来るからな。
最近は何かと忙しくて来れてなかったけど、基本週に3、4回来るほどだ。
立て付けの悪い扉を引いて中に入って
銀「大将ー、お久ー」
と言えば、大将ではない聴き馴染みのある声が聞こえてきた。
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-貴方side-
貴「大将〜、もう一杯〜」
大「もうダメ!」
貴「なんれれすか〜?はやくはやく!」
あれからというもの、お酒を飲みまくって...
とはいえ何も吐き出せてないけどさ。
大「今日は飲み過ぎだって!!!」
貴「大丈夫大丈夫!飲みますよ〜」
そういいながら急かしていると、頭に痛みが走った。
貴「痛ったああああああ!」
銀「大将が困ってんだろーがよ!」
貴「ふぇっ!?銀さん?」
銀「銀さんだけど?酒弱ぇのに飲み過ぎてんじゃねーよ!」
貴「そんなに飲んでないれす!」
銀さんのチョップを喰らってもなおこれだけ言えるのは確実に酔ってるせいだね。
大「なになに、知り合い?」
銀「まあ、同僚?」
ごめん、なんでそこ疑問形なんだい?
大「そうなんだ!なら丁度いい!Aちゃん飲み過ぎだから止めてくんない?」
何を言い出すよ!?
貴「そんなに飲んでないれすって!」
銀「じゃあどんなけ飲んだ?」
どんなけって...
貴「大将、どんなけ飲んだ?私」
大「4時からぶっ通しだろ?軽く5、6杯はいってるでしょ」
貴「...盛った?」
大「むしろ逆」
まじか...
でも、そこまで来たらどれだけ飲んでもかわらないでしょ←
銀「変わるに決まってんだろ!」
貴「あれ、声に出てました?」
銀「バッチリな。てなわけで」
大将の手から伸ばされていた私に向けた中ジョッキを取り上げ
銀「これは俺が頂くわ」
...
貴「はああああ!?なんで!?」
銀「後輩を止めるのも先輩の役目ってこた。」
貴「別に...別にいいじゃないですか。」
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作者名:みや | 作者ホームページ:https://twitter.com/miyadao_orz?s=06
作成日時:2017年3月29日 15時