第一章・白い羽 ページ2
YUside
あぁ、何でこんなことに
｢汝の名を告げよ｣
｢ユウです｣
｢ユウ、汝の魂のかたちは……｣
｢分からぬ｣
｢何ですって？｣
あたりがざわつく。
｢この者からは魔力の波長が一切感じられない──色も、形も、一切の無である……。よって、どの寮にも相応しくない！｣
｢魔法が使えない人間を黒き馬車が、迎えに行くなんて有り得ない！！
生徒選定の手違いなどこの百年、ただの一度もなかった筈！！｣
｢もごもご……ぷはっ！
だったらその席俺様に譲るんだゾ！！｣
そう言って謎のモンスター？なのか猫なのか狸なのかよく分からないけど、グリムが火を吹き始めた。
本当にこの世界物騒すぎる。
夢なら覚めて欲しい。
赤い髪の小柄な男の子が｢首をはねろ！｣
とか何とか言って学園が火の海にならずに済んだ。
｢どうにかしてください！あなたの使い魔でしょう！！｣と言われた時は本当に頭が痛くなったけど。その誤解も解けて一安心……
と、その時
突然白く眩い光が学園中に放たれた。
僕は反射的に腕で目を覆う。
｢こ、今度はなんですか！？｣
いや、それこっちのセリフ。
腕の隙間から外を見ると、何やら上の方からふわふわと降りてきてきる。
あたたかい。
ポカポカとした何かは、僕の目の前に来ると止まった。
僕は宙に浮くそれに、そっと手を伸ばし受け止めた。
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pink train(プロフ) - アイラさん» ありがとう御座います！テスト期間中で更新出来てなくてすみません。もうしばらくお待ちください。 (2020年11月16日 3時) (
レス) id: b9ed9857b8 (このIDを非表示/違反報告)
アイラ - 物凄く面白いです！ 次の更新を楽しみにしています。 (2020年11月15日 22時) (レス) id: bf78a119bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nerine | 作成日時：2020年10月28日 10時
