まさかの…? ページ9
今回もかなりの大金を稼いでしまったので、あまり使い道のないお金を銀行に預けてから荷物を持って門に進んだ。
シルビア「待ってたわよ!」
A「…………私?」
そこには旅の方達が居たので、誰に話しかけているのかと思って辺りを見回しても特に誰もいなかった。
シルビア「そう、貴方よ!」
A「えっと、何故……。」
シルビア「ちょっと失礼。」
A「あ、ちょっと…!」
何をするかと思ったら、いきなりフードを脱がされた。
不意打ちだったのでろくな対処しか出来ていない。
シルビア「ふふん、やっぱりね。」
??「お前……!」
??「貴方は…!」
イレブン「カミュ、ベロニカ、知り合いなの?」
シルビア「あら?貴方達も知り合いだったの?」
うわぁ……めんどくせぇ……。
A「………どーも。」
ベロニカ「知り合いなんてもんじゃないわ。何たってこの方は、私とセーニャに魔術の色々な事を教えてくれた……私達の師匠ですもの。」
セーニャ「お久しぶりですわ、A様…!」
師匠って……いつから師弟関係出来たんだよ。
カミュ「俺も知り合いなんてもんじゃねぇな。俺が盗賊だった頃…まぁ色々と良くしてくれてたからな。」
カミュとは盗賊時代で出会ったからね。てかカミュ…少し身長伸びたか?←
シルビア「あら、そんな事があったの?アタシは同じ騎士として切磋琢磨していたわね。」
A「まぁ…そんな事もあったかな。」
色々な事をいっぺんに振り返ったから頭が少し追いついてない。
イレブン「凄い方なんですね…!」
A「凄い…のかどうかはよく分かんないけど。
というか、私これから違う場所に行かなきゃいけないんだからどいてくれる?」
シルビア「だったらアタシ達に付いてきちゃったらいいじゃない!」
A「あのねぇ、こっちは人探しをしてんのよ。」
折角だからこの人達にもその人の事聞いておくか。もしかしたら出会ってるかもしれないし。
A「手にアザがある人なんだけど…。あんた達、知らない?風の噂によればデルカダールの地下牢からもう1人の男と一緒に脱獄したって聞いたんだけど…。」
カミュ「おい……それって…。」
イレブン「僕達…の事ですよね…。」
A「え……。」
そう言ってイレブンは恐る恐る自分の手の甲を見せた。
A「まじか…。」
仕方ない、付いて行く。と言うと、シルビアがやったわ!なんて叫ぶもんだから恥ずかしかったわ。
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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください!応援しています( ´ ∀ ` )ノシ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています!これからも頑張ってください!(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初音♪ゆいか | 作成日時:2017年10月10日 21時