→→→ ページ47
私はその後、川で倒れているマルティナ様を保護して、急いでロウ様の元へ連れ帰った。
ロウ｢そうか……。A、お主はこの後どうするのじゃ？｣
A｢私は……旅に出ようと思っております。｣
それから、私の1人旅が始まったってわけ。
***(Noside)
A｢イレブンにだけは、絶対に同じ運命は背負わせないって思ってたのに……。
ごめんなさい……私がエレノア様を殺しちゃった…！｣
彼女は深い後悔に覆われていた。知られていない真実を彼女は涙を隠して語った。
A｢話すのは躊躇ったけど、もう無理だった……。1人で抱えて生きていくには、荷物が重すぎたのよ…！！｣
その場で崩れ込んで、今まで1度たりとも見せなかった涙を、彼女は此処で流した。
その涙は、誰が見ても綺麗だと言えるものだった。
イレブン｢いいよ。｣
A｢な、何が……。だって私は…貴方のたった1人の大切なお母さんを殺したのよ？！｣
イレブン｢僕は今までAや他の仲間のおかげでこうやって安全に生きてこれたんだ。僕を此処まで導いてくれたのは君だろう？｣
A｢っ…………！！｣
"人が良すぎる"と彼女は思っただろう。しかし、それと同時に"それが彼なんだ"という事も感じていた。
A｢………………。｣
セーニャ｢あ、A様！｣
イレブン｢……大丈夫、眠ってるだけだから。｣
彼女に眠気が襲ってきていたのだろう。Aはその場でぐったりと倒れ込み、すやすやと安定した呼吸をしている。
カミュ｢俺がおぶってく。｣
シルビア｢頼んだわよ、カミュちゃん。｣
このあとの出来事を、彼女が知るのはほんの少し後のお話────。
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←→→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (
レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください！応援しています( ´ ∀ ` )ﾉｼ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています！これからも頑張ってください！(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：初音♪ゆいか | 作成日時：2017年10月10日 21時
