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エレノア様の慈悲深さに、思わず私が頭を下げてしまった。
A｢いえ……！そんなこと……。｣
エレノア｢ふふ、相変わらず優しいわね。
貴方に紹介したい子よ。デルカダールの王女様、マルティナよ。｣
それから、彼女の過去を聞いてはいたが、マルティナ様からは常に痛い視線を感じていた。
そして、その背後には2人の男が控えていた。私はその2人の姿を何処かで見た事はあると感じていたのだが、思い出すことは出来なかった。
見た感じ、15歳ぐらいの青年だった。
エレノア｢グレイグ将軍、ホメロス将軍、席を外されても結構よ。いつもお疲れでしょうに。｣
ホメロス｢いえ。エレノア様とマルティナ姫を護ることが私達の使命ですので。｣
その言葉を聞いて、私の心に火がついた。今思えば、単純だなって感じだけど。
A｢エレノア様は私がこの身に代えてでもお守り致します。何者かは知りませんが、貴方達はご自分の主君様でもお守りなさって下さいな。｣
嫉妬していたんだと思う。女の嫉妬ほど醜いものは無いと思ってはいたんだけどね。
グレイグ｢ははっ！面白いですね、ユグノアの三英雄様は。｣
グレイグと呼ばれた男は、何が可笑しかったのか、笑い始める始末。
エレノア｢こら、A。貴方より年上の方なんだから敬語を用いて話しなさい。｣
A｢……分かりました。
先程は無礼な真似、失礼致しました。グレイグ将軍、ホメロス将軍。｣
この時から、何故か私はこの2人をライバル視していた。理由は前者でも述べたのだけど。
マルティナ｢…………。｣
この時、別の闘争心が燃え始めているのを私は数分後に知る事になる。
***
マルティナ｢貴方はエレノア様の何なの？｣
A｢……は？｣
唐突に何なんだ、と思った方。説明しようではないか。
私が部屋を出て直ぐにマルティナ様も私を追って部屋を出てきたらしい。そして、誰も通っていない廊下でこんな話を切り出されたのだ。
A｢何って……護衛…ですかね？｣
マルティナ｢そう……護衛なら、必要以上に馴れ馴れしくしなくても良くない？｣
これを聞いた瞬間、直ぐに察知した。
私が先程将軍殿に抱いていた"嫉妬"というものだという事を。
A｢別に私が何をしようが……。｣
マルティナ｢私からエレノア様を取らないで。｣
"彼女は生まれて直ぐに母を亡くしてしまったの"
その言葉が直後に流れ込んできて、何も言えずじまいだった。
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KFC組を愛し隊 - 、、、何だろう、この勇者のショタっぷり、、(誉め言葉) (2020年9月26日 16時) (
レス) id: edd235e4c2 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 良い話ですね…(泣)感動しました。これからも更新頑張ってください！応援しています( ´ ∀ ` )ﾉｼ (2017年12月23日 3時) (レス) id: 6160959f20 (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - ミファーさん» ありがとうございます^^* (2017年12月3日 10時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
ミファー - 楽しみながら見ています！これからも頑張ってください！(゜∇^d)!! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a08f22c5ed (このIDを非表示/違反報告)
初音♪ゆいか(プロフ) - カグレさん» カグレ様、初めまして。そう思って頂けて嬉しいです。どうぞこれからもこの小説を宜しくお願いします。 (2017年11月3日 21時) (レス) id: 97a168b901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：初音♪ゆいか | 作成日時：2017年10月10日 21時
